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日常生活にも支障―口臭恐怖症 ~自分で臭いと思い込む(日本歯科大学付属病院総合診療科 小川智久准教授)~
実際には明らかな口臭はないにもかかわらず、「臭いがする」と自分で思い込んでしまう「口臭恐怖症」について、日本歯科大学付属病院(東京…
尿からナトリウムを過剰排出 ~ギッテルマン症候群(神戸大学医学部付属病院小児科 野津寛大教授)~
ナトリウムが尿から過剰に排出され、塩分が無性に欲しくなったり、夜中に何度もトイレに起きたりするギッテルマン症候群は、あまり知られて…
軽快には正確な診断必要 ~専門医の下で鑑別を―静脈奇形(信州大学医学部付属病院形成外科 杠俊介科長)~
血管にできる塊、血管腫には、さまざまな分類がある。信州大学医学部付属病院(長野県松本市)形成外科の杠俊介科長は「性質も経過も治療法…
過剰な心配より生活充実を ~アルツハイマーの遺伝性(川崎幸クリニック 杉山孝博院長)~
50歳前後で多く発症する家族性アルツハイマー病は非常にまれな遺伝病だが、高齢で発症するアルツハイマー型認知症にも遺伝のほか、さまざ…
思春期と成人で異なるにきび ~ストレス避け、日々のケアを(東京薬科大学薬学部生化学教室 佐藤隆教授)~
毛穴に皮脂が詰まって炎症を起こすにきびは、思春期に多いが、大人でも悩まされることは少なくない。にきびの原因となるストレスとの関係に…
その尿漏れ、腹圧性尿失禁かも ~減量や訓練で改善も可能(東京女子医科大学東医療センター骨盤底機能再建診療部 巴ひかる教授)~
無意識に尿が漏れてしまう尿漏れ(尿失禁)は、40歳以上の女性の4割強が経験しているという。このうち、ふとした拍子におなかに力が入り…
繰り返す嘔吐―アセトン血性嘔吐症 ~大半は自然に治癒(国立成育医療研究センター病院総合診療部 窪田満統括部長)~
かつては自家中毒と呼ばれることもあったアセトン血性嘔吐(おうと)症は、欧米では周期性嘔吐症という病名が付いている。聞き慣れないが、…
繰り返す脇や尻のしこり―化膿性汗腺炎 ~慢性化でがんの危険も(虎の門病院皮膚科 林伸和部長)~
脇や臀部(でんぶ)などにできたにきびのような複数のしこり(結節)が化膿(かのう)して再発を繰り返す化膿性汗腺炎。虎の門病院(東京都…
異常なタンパク質が沈着―心アミロイドーシス ~他の病気との合併も(慶応大学病院循環器内科 福田恵一教授)~
心アミロイドーシスは、心臓の組織に異常なタンパク質(アミロイド)が沈着し、心臓の働きが悪くなる病気だ。慶応大学病院(東京都新宿区)…
周期的に発熱を繰り返す―PFAPA症候群 ~扁桃炎や咽頭炎と区別が重要(東京医科歯科大学医学部付属病院小児科 森尾友宏科長)~
喉の腫れを伴うPFAPA症候群は耳鼻咽喉科などで反復性の扁桃(へんとう)炎などと診断されるケースもある。東京医科歯科大学医学部付属…
災害時の行政職員のメンタル ~精神的負担大きく(東北大大学院教育学研究科臨床心理学 若島孔文教授)~
台風や地震などで大きな被害を受けると、被災住民の支援に当たる行政職員も強いストレスにさらされ、心身に不調を来すことも少なくない。東…
皮膚が擦れただけで水膨れ ~有効な治療法がない表皮水疱症(北海道大学医学部皮膚科学 夏賀健准教授)~
生まれつき皮膚が弱く、擦れたり、軽くぶつけたりしただけで水膨れができてしまう―。重症の場合、手や足の指同士がくっつき、指が使えなく…
良性でも死に至ることも ~細かな症状でも注意を―聴神経腫瘍(神戸大学医学部付属病院脳神経外科 篠山隆司診療科長)~
聴神経腫瘍は悪性の腫瘍(がん)と違い、転移などの恐れは少ないとされるが、「できる場所は小脳と脳幹の間の小脳橋角部というわずかな隙間…
妻の心身に不調来す ~夫が原因の“夫源病”(眼科いしくらクリニック 石蔵文信医師)~
夫の言動や存在自体がストレスとなり、妻の心身に不調が表れることを「夫源病」という。医学的な病名ではなく、眼科いしくらクリニック(大…
腸内細菌が歯周病に関係 ~マウス使った実験で判明(理化学研究所生命医科学研究センター 山崎和久客員主管研究員)~
歯を支える歯周組織の炎症で歯がぐらつき、抜けてしまうこともある歯周病に肥満が関係することや悪化の仕組みが分かってきた。脂肪の取り過…
不妊の原因にも ~多嚢胞性卵巣症候群(東邦大学医療センター大森病院産婦人科 片桐由起子教授)~
多嚢胞(のうほう)性卵巣症候群(PCOS)は、排卵障害による不妊症の原因として多い病気だ。東邦大学医療センター大森病院(東京都大田…
「第6波」に備えよ ~新型コロナ、専門家が警鐘~
新型コロナウイルスの感染者は減少したが、終息したわけではない。普通の風邪(感冒)を引き起こすコロナウイルスは、気温が低下し乾燥する…
食事に対する不健康な執着 ~摂食障害の一種―オルトレキシア(パークサイド日比谷クリニック 立川秀樹院長)~
「健康的な食べ物への不健康な執着」と呼ばれるオルトレキシアは自分が考える健康的な食事に執着し、それしか口にできなくなる摂食障害の一…
子どもの「浮き指」 ~心配がない場合が多い(山梨大大学院整形外科講座 藤巻太郎特任助教)~
足の指が地面に着かず、浮いた状態になる「浮き指」。大人の場合は歩行やバランス機能、姿勢などに影響があると言われる。最近増えていると…
成長止まった歯を再生 ~リバスクラリゼーション法(鶴見大学歯学部付属病院 細矢哲康教授)~
未発達な段階の永久歯の成長が虫歯などが原因で止まった場合、もろくなって割れたり感染症になったりすることがある。それを防ぐための歯の…
十分寝ても昼に眠気―特発性過眠症 ~睡眠の専門医受診を(すなおクリニック 内田直院長)~
夜十分に眠っても日中に強い眠気に襲われる特発性過眠症は、睡眠障害の中では比較的よく見られるが、一般的な睡眠不足との違いの見極めは難…
口の衛生は体の健康に ~予防のために歯科受診を(笠島歯科室 笠島生也室長)~
重症化する人は少なくなっているものの、55歳以上の50%超が歯周病という調査結果もあり、患者の数は減っていない。予防歯科の重要性を…
認知症を過剰に恐れないで ~患者への意識調査で浮き彫りに(弘前大学大学院保健学研究科 大庭輝准教授)~
高齢者にとって認知症は恐ろしい病気と考えられているが、認知症を正しく理解することで適切な治療・サポートを受けることができる。しかし…
頻尿や痛みが治らない ~間質性ぼうこう炎の可能性も(東京慈恵会医科大学付属病院泌尿器科 古田昭診療医長)~
排尿回数が多い(頻尿)、尿意を我慢できない(尿意切迫感)、尿がたくさんたまった時にぼうこうが痛む。そんな症状が長く続き、泌尿器科に…
不健康な寝だめ習慣 ~ソーシャルジェットラグ(秋田大学医学部付属病院精神科 三島和夫診療科長)~
休日は昼まで寝る。それが習慣となっている人は少なくないだろう。しかし、意識しないうちにソーシャルジェットラグ(社会的時差ぼけ)とい…