森山啓司 歯科医師 (もりやまけいじ)

東京医科歯科大学歯学部附属病院

東京都文京区湯島1-5-45

  • 矯正歯科
  • 教授、副歯学部長、育成系診療科長

矯正歯科 歯科

専門

顎変形症、唇顎口蓋裂、不正咬合

森山啓司

東京医科歯科大学歯学部附属病院の矯正歯科外来は、顎変形症や口唇裂・口蓋裂をはじめとした先天異常にともなう不正咬合の治療について、我が国でも有数の症例数を誇る。森山啓司歯科医師は、教授・副歯学部長としてチームを牽引している。多くの臨床経験にもとづく豊富な専門知識と治療技術によって、それぞれの患者に合った最適な治療法を選択する判断力は際立っており、治療が困難なケースにおいても好成績を上げ、高く評価されている。歯科矯正治療を通じて、国民の健康増進と生活の質の向上に寄与している。

診療内容

矯正歯科外来では「子どもから大人まで幅広い年齢層の患者さんを対象に、乱杭歯、八重歯、空隙歯列など歯並びの異常、出っ歯、受け口、開咬など噛み合わせの異常上顎前突、口唇裂・口蓋裂、その他先天性疾患に起因する咬合の異常などを扱っています。いわゆる歯並び、咬かみ合わせの異常に対する矯正治療です。中でも顎変形症や口唇裂・口蓋裂(唇顎口蓋裂)をはじめとした先天異常にともなう不正咬合の治療については、我が国でも有数の症例数を誇っております」と森山歯科医師は言う。
顎変形症とは、いったいどのようなものなのか。
「手術が必要となるような重度の顎の変形を総称して顎変形症と呼びます。この状態のまま放置しますと、見た目だけではなく、ものを噛んだり、しゃべったりする際に障害が出てくる可能性があります。そのため、顎変形症の症例に対しては、外科的矯正治療というものをおこないます。これは外科手術と歯科矯正を組み合わせた治療方法です」(森山歯科医師)
森山歯科医師によれば、この治療をおこなうことによって、ものをしっかりと噛めるようになるだけではなく、見た目も改善されるため、容姿に対するコンプレックスが解消され、性格が明るくなったという患者も数多くいるという。もちろん、手術には危険もともなうため、安易に勧めることはしない。
「たとえば顎変形症であれば、どなたでも手術の適応になるということではありません。治療法にはいろいろありますので、それぞれのメリットとデメリットをご説明し、その患者さんにもっとも適した治療法をいっしょになって探していくことになります」
同院では子どもから大人まで、幅広い年齢層の患者を扱っているため、同じような病名であっても、治療法はまったく同じにはならないという。年齢や状態を見極め、子どもであれば成長具合も加味しながら、最適の治療を選んでいくのだ。そこでは豊富な臨床経験による森山歯科医師の判断力が生きる。また、森山歯科医師によれば、保険適応される疾患も増えてきているという。
「顎変形症、口唇裂・口蓋裂のほか、一部の先天性疾患に起因した不正咬合の矯正治療には健康保険の適応が可能です。ぜひ、ご相談ください」
このほかにも、ゴールデンハー症候群、鎖骨頭蓋骨異形成症、クルーゾン症候群、トリチャーコリンズ症候群、ピエールロバン症候群、ダウン症候群ほか多くの疾患が保険適応可能になっているので、もし矯正治療にはお金がかかると二の足を踏んでいる人がいたら、相談してみることを勧める。

医師プロフィール

1986年3月 東京医科歯科大学歯学部 卒業
1990年3月 東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了
1992年4月 Postdoctoral Fellow (University of Texas Health Science Center at San Antonio)
1994年4月 東京医科歯科大学歯学部助手(歯科矯正学第二講座)
1997年10月 東京医科歯科大学歯学部講師(歯科矯正学第二講座)
1998年1月 徳島大学歯学部教授(歯科矯正学講座)
2007年4月 東京医科歯科大学大学院教授(顎顔面矯正学分野)