久保田英朗 歯科医師 (くぼたえいろう)

久保田歯科口腔外科医院

福岡県八女郡広川町大字新代623-3

  • 院長

歯科口腔外科 歯科

専門

顎関節症、顎変形症、唇顎口蓋裂

久保田英朗

久保田英朗歯科医師は、顎関節症治療だけではなく、口腔領域の悪性腫瘍、良性腫瘍、嚢胞、顎変形症、唾液線疾患粘膜疾患など、口腔外科全般に精通しており、専門医向けの著書を出版するなど、その知識と的確な診断・治療・完治までの流れには定評がある。医療・経済的問題から未治療の口唇口蓋裂児が多いフィリピンやベトナムを訪れて、ボランティアで手術をおこなう海外医療支援活動をするなど、社会貢献も多く、2007年にはベトナム政府から医療支援活動に対し勲章を授与されている。

診療内容

久保田歯科医師によると、顎関節症は顎の関節に関わる病気の中で一番多い症状であり、患者数も年々増えているのだという。顎関節やそしゃく筋に痛みが出る、顎を動かすと音がする、口が開かない、というのがこの病気の代表的な症状だ。
「しかし、中には顎が痛いなど直接的な症状ではなく、頭痛がするとか、肩こりがする、疲労感がある、イライラする、など精神的な症状を訴えてくる患者さんも少なくありません」(久保田歯科医師)では、原因は何なのだろうか。
「たとえば歯のかみ合わせが悪いとか、歯をかみしめる癖がある、歯ぎしりをする、あるいはむち打ちなどの外傷から、強い力が顎の関節にかかったことが原因になることもあります。さらに、ストレスなど精神的な要因が重なって発症するなど、複合的な原因を持つケースが多いです」(久保田歯科医師)治療はどのように進めていくのか。
「顎関節学会が提示する治療ガイドラインに則り治療を進めますが、まず顎関節やそしゃく筋に痛みがある場合は、消炎鎮痛薬を規則的に服用することで炎症を鎮めます。また口が開けづらい時には、開口訓練をおこないます。これに加えてスプリントと呼ばれるプラスチックの板を歯列全体にかぶせる治療法が一般的なものです」(久保田歯科医師)
スプリントを使うと、かみしめる際に顎関節の負担を軽くできる。また関節円板にずれが生じて、それが原因で関節の動きが悪くなり痛みが出てしまう場合には、関節に局所麻酔をしたうえで関節の中を洗い、そこに潤滑剤を注入するという治療法もある。
「これらの手段をこうじても症状が改善されず、円板が癒着して関節の動きが悪くなってしまった場合には、癒着部分を切り離す手術をすることもあります。ただ、手術と言っても現在は内視鏡手術が主流で、関節付近に小さな穴を開けるだけですむものです」(久保田歯科医師)また、自分でできるものとして、筋肉マッサージをしたり、温湿布で血行を良くするなど、理学療法を取り入れるのも効果が期待できる。そして、日常の習慣やストレスなど心理的なものが原因だと診断した場合は、その原因に気付かせることで治療を進める行動変容療法を採用することもある。
「ひとつだけ頭に入れておいて欲しいのは、顎関節症が再発することの多い病気だということです。いったん良くなったとしても、再び症状が出てくることがあるため、ふだんの生活から再発しないよう注意してください(予防法参照)」(久保田歯科医師)

医師プロフィール

1978年3月 神奈川歯科大学 卒業
1978年4月 慶応義塾大学医学部付属病院歯科口腔外科研修医
1984年3月 慶応義塾大学大学院医学研究科博士課程修了
1984年4月 慶応義塾大学医学部微生物学教室助手
1984年9月 カルフォルニア大学サンディエゴ校留学
1986年9月 佐賀医科大学付属病院歯科口腔外科医員
1987年4月 佐賀医科大学歯科口腔外科学講師
1995年10月 神奈川歯科大学口腔外科学第2講座教授
1995年11月 神奈川歯科大学大学院教授併任
2005年4月 神奈川歯科大学教学部部長
2007年5月 学校法人神奈川歯科大学評議員
2008年4月 神奈川歯科大学学長、高次口腔科学研究所所長、学校法人神奈川歯科大学理事
2009年7月 神奈川歯科大学理事長
2015年3月 神奈川歯科大学退職 久保田歯科口腔外科医院 院長