外木守雄 歯科医師 (とのぎもりお)

日本大学歯学部付属歯科病院

東京都千代田区神田駿河台1-8-13

  • 口腔外科
  • 副病院長
  • 主任教授

歯科口腔外科 歯科

専門

顎変形症治療、睡眠外科治療、口腔外科一般、インプラント治療

外木守雄

顎変形症治療を専門とする外木守雄歯科医師は、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)の治療において顎変形症などで行われる外科的矯正治療(顎顔面手術)が、睡眠時無呼吸症候群に非常に有効とし、新たな睡眠外科治療法を確立させた。手術に際しては術前から術後予測を厳密に行い、個々の症例に最適な手術方法を選択、短時間、低出血量、短期入院を実践している。口腔外科疾患一般、顎骨欠損部の顎口腔機能再建、歯科インプラント治療も得意としている。日本睡眠学会認定歯科医、日本口腔外科学会専門医・指導医である。

診療内容

顎顔面形態の異常、特に小下顎症(アゴが小さい)だと噛み合わせが悪いだけでなく睡眠関連呼吸障害の原因となることが知られている。これまでOSAの一般的な歯科治療法として使われていたのが、口腔内装置(OA)である。これは下あごを前方に出し、気道を広げていた。OAが装着時しか有効でないのに対し、顎顔面手術は上下あごを手術で前に出し、半永久的に気道を広げた状態を保つ方法である。なお、手術には1週間程度の入院・術後リハビリが必要。この手術は根本治療となる可能性がある。噛み合わせが良くなるなどのメリットがある反面「手術後の一過性の痛み」「神経マヒ」「顔の形が変わる」などのデメリットも。特に顔の変化は患者にとっても大きな問題となるため、手術前には外科後の顔の変化のシミュレーションを行い自然な表情を得られるようにしている。実際の手術は、口の中からのみ行い、上下アゴ、及び、オトガイ部(下あごの先)を前方にそれぞれ移動させることで、気道を拡大する。
「日本人はあごが小さいことで睡眠関連呼吸障害になることが多いといわれている。適正な顎の発育を促すことで睡眠呼吸障害を治療、予防できる可能性があるので、歯科医療が、その改善に寄与できる可能性がある」と外木歯科医師。今後もさらなる治療法の開発が期待される。

医師プロフィール

1983年 東京歯科大学 卒業 
1987年 同大大学院歯学研究科口腔外科学専攻修了、歯学博士
2002年 米国Stanford大学医学部機能再建外科学教室客員研究員
2012年 日本大学 教授
2016年 日本大学歯学部口腔外科学講座 主任教授