覚道健治 歯科医師 (かくどうけんじ)

大阪歯科大学附属病院

大阪府大阪市中央区大手前1-5-17

  • 口腔外科
  • 病院長
  • 教授

歯科口腔外科 歯科

専門

顎関節疾患

覚道健治

顎関節症と顎変形症治療の権威。顎関節症については2012年まで、日本顎関節学会の理事長として、治療・研究をリードしてきた。また顎変形症については2013年の日本顎変形症学会学術大会の大会長を務めることが決まっている。得意分野は顎変形症の骨切り手術。痕を残さず、出血も少ない自己血輸血による手術を行っている。口腔の異常を治す疾患の治療だけに止まらず、止口腔と心をも含めた疾患の治療にも目を向け、口腔はもとより、精神的にも安心感と満足感が得られる医療を心がけている。

診療内容

覚道健治医師は長年に渡って日本の顎関節疾患の治療・研究を牽引してきた。その診療には、単に疾患(身体の異常)を癒すだけではなく、治療後の再発防止、疾患に罹患しないための疾病発症防止をも包含した、幅広さがある。
2012年現在、覚道医師は、2013年に開催される、日本顎変形症学会学術大会の大会長を務めるにあたり、「顎変形症」についての啓発活動に最も力を注いでいる。
顎変形症とは顎骨の異常によって顔貌の変形、咬合の異常をきたす疾患を指す。顎(あご)を構成する上顎骨、下顎骨の大きさの異常、位置の異常、上下、左右のバランスの異常によって、上手く噛めない(咬合の異常)、話しづらい(構音障害)などの機能異常が現れるだけでなく、見た目の容貌にも「受け口」「出っ歯」「左右の歪み」といった症状が現れ、コンプレックスに苦しむ患者は少なくない。しかし、この顎変形症が、外科手術と歯科矯正を併せた治療によって、保険適用で改善できるという事実が、あまり知られていない。
顎変形症の患者に美容外科医が手術して、見た目はキレイになるが、噛みあわせのことは考えていないことが多い。あとで噛みあわせが崩れて、満足な食事ができなくなったり、そのほかにも全身的な不具合が生じている可能性が高いと指摘する。本来、顎変形症の治療は、1年以上かけて矯正し、10日ほどの入院で手術をし、さらに噛みあわせを整える術後矯正をして、3年ほどかけて行うものなのだという。
「美容外科では、100万円以上かけても、見かけだけしか改善できませんが、我々の治療なら、健康保険と高度医療制度を使えば10万円以下で、見かけも噛みあわせも治療できます。顎変形症は、疾患ですが、痛みはありません。しかし、心の痛みは大きい。治療することは、生活のハリと心のハリをもたらし、元気づけてあげる医療だと私は思っています」
単に容姿や噛みあわせを整えるだけではない。心までも癒すのが、顎変形症の治療であり、覚道医師がめざす医療なのである。美容整形とは違って、患者の希望で、元の容姿の印象を残すこともある。患者の気持ちを尊重しながら、しっかり噛めるように治すことが治療の最終地点なのだという。同院は2011年に創立100周年を迎えた、伝統ある歯科の総合医療機関。
関西における総合歯科センターの役割を担っており、保存修復科、歯内治療科、歯周治療科、補綴咬合治療科、高齢者歯科、口腔外科、矯正歯科、小児歯科・障害者歯科、歯科放射線科、歯科麻酔科・ペインクリニック、予防歯科、口腔インプラント科、総合診療第1科および総合診療・診断科の歯科各科とともに、隣接医科である、内科、耳鼻咽喉科および眼科まで、合計17もの診療科を有している。さらに、疾患に応じて、息さわやか(口臭)外来、白い歯外来、ドライアイ・ドライマウス外来、顎変形症外来、顎関節外来、口腔腫瘍外来、唇顎口蓋裂外来および歯科CAD/CAMセンターの8専門外来を併設し、より専門的なニーズにも対応している。

医師プロフィール

1974年3月 大阪歯科大学卒業
1979年3月 大阪歯科大学大学院修了(口腔外科学専攻)
1983年10月 大阪歯科大学口腔外科学第1講座 講師
1997年10月 大阪歯科大学口腔外科学第2講座 教授
2001年4月 大阪歯科大学附属病院 副病院長
2008年4月 大阪歯科大学附属病院 病院長
現在に至る