ぜにたむし(体部白癬・水疱性斑状白癬)〔ぜにたむし(たいぶはくせん・すいほうせいはんじょうはくせん)〕 家庭の医学

 はじめに、米半粒大の小さな水ぶくれをもった赤い丘疹(きゅうしん)ができ、だんだんまわりに向かってひろがっていき、同じ大きさの丘疹が円の周囲に並びます。同時に、中心は自然に治っていくので、全体としては輪状になっています。もっとひろがると、隣どうしの発疹(ほっしん)が融合して数珠(じゅず)状となります。
 また、輪の中心に新しい丘疹ができて、同じようにひろがっていくと、年輪状に同心性の輪をつくるようになります。強いかゆみがあります。この型の白癬は、うぶ毛のある全身どこにでもできます。
 イヌ、ネコなどペットからも人間に感染しますので、十分な注意が必要です。
 診断には菌の検出が必要です。


[治療]
 皮膚を清潔にして、入浴や水仕事の後、汗をかいたときなど、湿気をよくとって乾燥させます。抗白癬薬(みずむしの薬)を1日、1~2回塗ると、わりあい早く治ります。

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