陥入爪・巻き爪〔かんにゅうそう・まきづめ〕 家庭の医学

 爪の外側が曲がって皮膚にくい込む疾患です。足の第1趾(いわゆる親指)にできやすく、痛みや感染などの症状が起こります。

【治療】
 足に合った靴を選ぶ、爪を切りすぎない、などの生活指導をおこないます。それでも改善しない場合は手術をおこないます。
 爪の変形した部分をフェノールで腐食(ふしょく)させる方法が一般的です。金属ワイヤーなどを用いた矯正治療も有効ですが、原則的に保険適用外です。

(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)
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