ヘルペス性歯肉口内炎〔へるぺすせいしにくこうないえん〕

[原因]
 単純ヘルペスウイルスの感染によって起こります。

[症状]
 1~3歳の子どもがかかりやすく、高熱を出します。口の中に口内炎が多発し、口内痛のため食事がとれなくなります。1週間の経過で自然によくなります。

[治療]
 病気の間はおじややよく煮たうどんなどやわらかく刺激の少ない食事をさまして与えたり、乳幼児用イオン飲料で十分に水分を補給します。
 重症な場合は、水分補給の点滴や、抗ウイルス薬の内服や注射がおこなわれます。

(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光
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