B型肝炎ワクチン〔びーがたかんえんわくちん〕

 B型肝炎ウイルス(HBV)の母子感染の防止あるいは医療従事者等のハイリスク者の感染防止を目的に使用していましたが、2016(平成28)年10月から定期接種になりました。対象年齢は1歳になる前の児(標準接種期間は生後2~8カ月)です。はじめの2回は4週、3回目は初回から20週以上あけて接種します(「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」を参照)。

[副作用]
 5%以下に発熱、発疹、注射部位の反応がみられますが、安全性の高いワクチンです。

(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光
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