肺炎球菌ワクチン〔はいえんきゅうきんわくちん〕 家庭の医学

 肺炎球菌ワクチン(PCV13)は、標準的には生後2カ月で1回目の接種をおこない、4週間以上の間隔で2回目、3回目を接種します。4回目の接種は、3回接種後2カ月以上あける、かつ、生後12~15カ月となります。接種開始がおそくなった場合は、別のスケジュールとなります。高齢者対象のワクチンとはまったく別のワクチンなのでまちがわないようにしましょう(「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」を参照)。

[副作用]
 1~2日の発熱、注射部位の発赤、腫脹、疼痛(とうつう)がみられることがあり、全身反応はまれです。

(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光
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