水痘ワクチン〔すいとうわくちん〕 家庭の医学

 1~2歳を対象とした定期接種で、2回の接種をおこなうことで水痘(すいとう:水ぼうそう)の発病を予防します。標準的には1回目の接種は生後12~15カ月までの間、2回目の接種は、1回目の接種後6~12カ月でおこないます(「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」を参照)。

[副作用]
 健康ならほとんど副作用はありません。まれに強いアレルギー反応(アナフィラキシー)などがありますが、一定の頻度でみられるのは発熱、発疹(ほっしん)、接種部位の反応で、数日以内に消失します。

(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光
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