おたふくかぜワクチン 家庭の医学

 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)になりやすい2~5歳より前に接種したほうがよいです。流行中の接種はさしつかえありません。予防効果を確実にするために、2回接種が必要です。1回目は1歳を過ぎたら早期に、2回目は小学校入学の1年前を推奨します。おたふくかぜワクチンにより、2000~3000人に1人の割合で無菌性髄膜炎を発症することがありますが、自然のおたふくかぜに罹患(りかん)した場合に比較して頻度は低いです。

[副作用]
 接種後2~3週に一時的に耳下腺のはれや発熱をみとめることが1%程度にみられます。

(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光
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