厚生労働省の有識者検討会は22日、後発医薬品(ジェネリック)の安定供給に向け、メーカーに業界再編を促すことなどを盛り込んだ報告書案を了承した。
 報告書案は、ジェネリックを扱うメーカーは大半が中小企業で、多品目を少量ずつ生産していると指摘。生産や品質管理を効率的に行う体制が必要として、大企業によるM&A(合併・買収)を行い、業界再編を促すことなどを提案している。
 また、5年程度の集中改革期間を設け、品質管理体制の確保や、生産性の向上、人材の育成に取り組むことも求めている。 (C)時事通信社