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茨城県と地域枠設置に係る協定を締結

学校法人 順天堂
―都道府県の予算化による地域枠設定は大学薬学部として全国初―

順天堂大学と茨城県は2024年3月19日に、薬学部における地域枠設置に係る協定を締結しました。 本協定では、茨城県の病院薬剤師の不足及び地域偏在の解消並びに茨城県の地域医療の確保及び充実を図るため、薬学生を地域医療を担う薬剤師として育成することを目的としています。


内容
茨城県が薬学部の地域枠入学生を対象に実施する「薬学生修学資金貸与事業」の一環として、2024年4月に開学する本学薬学部が協力し、2025年度からの入学生(定員枠2名)に修学資金として茨城県が貸与するとともに、大学は授業料の一部を免除します。卒業後、茨城県の病院に一定期間勤務することで返済が免除されます。
また、将来の薬剤師確保に向け、薬剤師を目指す人材を増やすため、小中学生、高校生等を対象とした職業紹介や職業体験などのイベントの実施に向け相互に協力することも協定に盛り込まれています。
なお、大井川茨城県知事は「県として地域枠制度をはじめとした各種施策により、地域医療の充実に必要な病院薬剤師の確保に、全力で取り組んでいく」との声明を発表しています。

今後の展開
薬学部開設に際し、薬学部・薬科大学が設置されていない県に地域枠設置を提案していましたが、茨城県で今回初めて、県として制度化、予算化の対応を取っていただきました。地域枠の創設は地域貢献を目的にしており、薬剤師の地域偏在の解消に貢献できるものと考えています。引き続き薬学部・薬科大学が設置されていない県を中心に薬学部地域枠の設置を提案していく予定です。
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