政府は18日、大規模災害時や感染症まん延時に海上で医療を提供する「病院船」導入に向けた推進計画を閣議決定した。石破茂首相はこれに先立つ船舶活用医療推進本部の会合で、2026年1月までに運用体制を整備するよう関係閣僚に指示した。
 病院船は南海トラフ地震や首都直下地震に備え、昨年6月施行の船舶活用医療推進法で導入が決まった。推進計画は、当面は民間の既存船舶を活用し、患者を被災地から搬送する「脱出船」、被災地付近で医療を提供する「救護船」として活動することなどを盛り込んだ。 (C)時事通信社