医学の窓辺

ガス衣類乾燥機による付着ウイルス除去効果の確認

【研究の概要】
 公立大学法人 名古屋市立大学(所在地:名古屋市、学長:郡健二郎)はリンナイ株式会社(本社:名古屋市、代表取締役社長:内藤弘康)と産学協同研究を実施し、ガス衣類乾燥機によるエンベロープウイルスの除去性能評価を行い、その効果を実証しました。


【ポイント】
 乾燥重量約5 kgの衣類を洗濯機で洗濯操作を行った後、エンベロープウイルスの一つであるヒトA型インフルエンザウイルス(H1N1)を付着させた試験紙とともにガス衣類乾燥機(RDT-54S-SV)の乾燥運転(約52分)を行ったところ、乾燥運転を行わない場合と比較して、ウイルスを99.9%除去できることを確認しました。

【期待できる効果】
 インフルエンザウイルスは高温多湿に弱いことが知られており、ガス衣類乾燥機による高温環境が抗ウイルス効果をもたらしたと考えられます。医療現場を含むさまざまな使用環境に広く応用が可能で、ウイルスの感染拡大防止への効果が期待されます。

【用語説明など】
 インフルエンザウイルスは、エンベロープを持つRNAウイルスに属します。A型、B型、C型の3種類があり、とくにA型は数年から数十年ごとに世界的な大流行を見せるインフルエンザの原因ウイルスです。

【研究に関する問い合わせ】
名古屋市立大学 大学院医学研究科 病態モデル医学分野 教授 大石 久史
名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1
E-mail:hoishi@med.nagoya-cu.ac.jp

【報道に関する問い合わせ】
名古屋市立大学 医学・病院管理部経営課
名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1
E-mail:hpkouhou@sec.nagoya-cu.ac.jp

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