薬嫌いの子に飲ませるには=基本ポイント押さえて工夫
◇薬剤師に相談を
薬を飲ませる基本的なポイントとして石川部長が挙げるのは、①準備は子どもに悟られないよう直前に手際良く②少ない量でサッと飲ませ、後に普通の水などを飲ませて口の中に薬を残さない③飲ませるときは笑顔で④飲めたら褒めてあげる―の四つだ。
薬を飲んだ後に吐いてしまったら、一般的には30分未満なら再度飲ませるようにするが、慌てて飲ませ直すと再び吐くことがあるので無理は禁物。
「薬のことで分からないことは、薬剤師に遠慮なく相談してほしい」と、石川薬剤部長は強調する。あらかじめ飲ませるときの注意点を聞き、薬袋や「おくすり手帳」に書いてもらうと安心だ。小児薬物療法認定薬剤師がいる薬局であれば、子どもの行動や心理面のアドバイスも受けられる。
「子どもの薬の飲ませ方に模範解答はありません。1人で悩まずに、薬剤師と二人三脚で工夫してみてください」と、石川部長は話している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/08/02 10:32)