医学部・学会情報

血液透析療法、血漿交換療法、血球除去療法、腹膜透析療法など幅広く対応可能な血液浄化センターを整備 独立行政法人 国立病院機構横浜医療センター

この度独立行政法人 国立病院機構 横浜医療センター(宇治原 誠 院長)において、血液浄化センターがあらたに整備され、令和5年6月13日から稼働開始となりました。令和5年6月22日には、血液浄化センターにおいて内覧会が開催され、横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学教室の田村功一主任教授をはじめ、近隣医療圏の医療施設から多くの関係者が出席いたしました(写真1、写真2、写真3)。

血液浄化センターでは、慢性腎臓病(CKD)、急性腎障害(AKI)を合併されている急性期疾患の患者さんに対して横浜医療センターが提供している高度先進医療のさらなる推進に資するべく、血液透析療法、血漿交換療法、血球除去療法、腹膜透析療法など幅広く対応する役割を担っていくとの由です。

横浜医療センター腎臓内科の松下 啓部長は、『高齢化の進展に伴い、最近では単一疾患の壮年期の患者さんよりも、循環器病、腎臓病、悪性腫瘍(がん)などの複数の疾患を合併している高齢の患者さんが増加しています。これらの病態連関病とも言える患者さんに対して横浜医療センターが行っている高度先進医療の推進に貢献できるように、今後も「Total Kidney Care」を実践していきたいと思います』とコメントしています。

また、横浜医療センター腎臓内科では、慢性腎炎(IgA腎症、C3腎症等)・ネフローゼ症候群などの慢性腎臓病、急性腎不全・急性腎障害高血圧性疾患をはじめ、計画的・緊急的透析導入、透析アクセス手術、透析合併症治療等にも幅広く対応しており、今後は近隣の医療機関との連携もさらに強化していくとのことです。

写真1 駐車場から望む横浜医療センター外観

写真1 駐車場から望む横浜医療センター外観


写真2 挨拶を行う宇治原 誠院長(右)と田村功一主任教授(中央)

写真2 挨拶を行う宇治原 誠院長(右)と田村功一主任教授(中央)


写真3 テープカットを行う関係者(手前から田村功一主任教授、宇治原 誠院長、松下 啓部長)

写真3 テープカットを行う関係者(手前から田村功一主任教授、宇治原 誠院長、松下 啓部長)


独立行政法人 国立病院機構 横浜医療センター(宇治原 誠 院長)ホームページ:

https://yokohama.hosp.go.jp/index.html



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