高齢者の「スキンテア」
皮膚弱く裂けやすい
◇スキンテアができたら
自宅でスキンテアができた場合、医療機関での診察を受ける必要がある。治療までの間は湿潤を保つことが必要だ。傷は潤していた方が痛みもなく、その後の治療にも効果的だ。このときガーゼを当てると傷が乾燥し、消毒をすると傷を治す細胞に悪い影響を与えてしまうため、水で洗い、ラップを巻くなどして傷の潤いを保つ工夫をするとよいという。
「皮膚が欠損していなければ、テープで皮膚を固定して湿潤療法を行うことで、2~3週間で治ります。家族が表皮を元に戻すのは難しい場合もあるため、無理にやろうとせず、まずは訪問看護師などに相談するといいでしょう」という。
スキンテアを完全に防ぐことは難しい。だからこそ、日常的な予防と起きたときの適切な対処法を知っておくことが重要だ。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2018/05/22 11:08)