実は怖いいぼ
がんになる場合も
▽自己判断せず受診を
ウイルス性のいぼは硬くなった皮膚を軟らかくする「サリチル酸ばんそうこう」や「ヨクイニンエキス剤」で治療する。この他、いぼを液体窒素で凍結して壊死(えし)させたり、電気メスなどで焼いてしまったりする方法も行われる。
江川医師は「治療は3カ月をめどに効果が見込めなければ、別の方法に切り替えるか二つ以上の方法を併用してみます。1回の治療で改善するケースもありますが、長くかかることも珍しくありません」と話す。
いぼは目立つだけではなく、足の裏にできると痛みで歩きにくくなり、生活の質(QOL)を大きく下げてしまう。江川医師は「いぼはがんのリスクもあります。決して自己判断せず、皮膚科で診断、治療を受けてほしい」と呼び掛けている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2018/10/31 06:00)