女性アスリート健康支援委員会
連載趣旨と略歴
〔連載の趣旨〕
2012年ロンドン五輪で体操の日本代表選手となり、女子体操選手としては長身の157センチの体格を生かした演技で活躍した田中理恵さんに、20年余の競技生活や引退後の生活、現役選手へのメッセージなどを語っていただきました。医師として女性アスリートの健康サポートにも長年携わってこられた「総合母子保健センター 愛育病院」の安達知子名誉院長(東京女子医科大学客員教授)にもオブザーバーとして参加していただき、専門家としての知見を述べていただきました。
〔略歴〕
田中理恵(たなか・りえ) 1987年6月11日、和歌山県生まれ。父親が保健体育教師で、母親も元体操選手という環境で育ち、6歳から体操を始めた。県立和歌山北高等学校から日本体育大学に進学。女子体操選手としては長身の157センチの体格を生かした演技で、2010年の世界体操選手権では日本女子で初めてとなるロンジン・エレガンス賞を受賞。12年の全日本選手権、NHK杯の女子個人総合でそれぞれ初優勝し、ロンドン五輪代表に。兄の和仁、弟の佑典も代表となり、体操史上初めての3きょうだいそろっての同時出場を果たした。13年に現役引退。公益財団法人日本体操協会理事。田中体操クラブゲストコーチとしてスポーツ・体操の普及活動などを行っている。