四肢骨折〔ししこっせつ〕

 症状としては、痛み、はれ、関節を動かせないなどです。診断は診察とX線検査でおこないます。初期には骨折がはっきりしないこともあります。
 治療は骨折の部位によって異なります。以下の骨折は、骨粗鬆症でもっともよく見られます。
1.大腿骨近位部骨折
 長期臥床(がしょう)は、肺炎の併発、認知症の発症、意欲の低下、低栄養など、生命にかかわります。できるだけ早く立って歩行訓練ができるようになることが望まれます。このためには外科治療が考慮されますが、全身状態、手術合併症の危険性などとのかねあいが重要です。
 方法には骨折部の固定手術と人工関節手術があり、骨折の部位とずれの程度により選択します。治療後の歩行能力は受傷前の歩行能力レベルと認知症の有無に大きく影響されます。
2.橈骨遠位端(とうこつえんいたん)骨折
 骨折のずれが少なく、安定しているものはギプス治療をおこないます。ずれの大きいもの、不安定なものは手術治療が適応となります。
3.上腕骨近位端骨折
 骨折したところのずれが少ない場合は包帯固定治療をおこないます。ずれの大きいもの、骨が粉砕しているものでは手術治療が考慮されます。
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