無症候性脳梗塞〔むしょうこうせいのうこうそく〕
脳ドックやMRI(磁気共鳴画像法)がひろまるにつれて、これまで脳梗塞の症状はなにもないにもかかわらず、MRIで梗塞が見つかることがふえてきました。これを無症候性脳梗塞と呼びます。これは直径が1.5cm以下の、いわゆるラクナ梗塞と呼ばれるものがほとんどです。高齢者には4分の1の割合であらわれるとする報告もあります。
高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙などの動脈硬化症のリスクファクター(危険因子)がある場合には一般の脳梗塞に準じて治療が必要です。ただし、高齢に伴って出現したものは経過を観察するだけでよいでしょう。
なお、同様にMRIによって無症候性脳出血も見つかることがあります。
高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙などの動脈硬化症のリスクファクター(危険因子)がある場合には一般の脳梗塞に準じて治療が必要です。ただし、高齢に伴って出現したものは経過を観察するだけでよいでしょう。
なお、同様にMRIによって無症候性脳出血も見つかることがあります。
(執筆・監修:一口坂クリニック 作田 学)
関連トピックス
-
治療・予防 2021/02/26 05:00
症状なくても「次」のリスク―無症候性脳梗塞 生活習慣の改善で予防(東京都済生会中央病院 星野晴彦副院長)
-
治療・予防 2017/08/09 16:57
検査で見つかる無症候性脳梗塞 =生活習慣を見直す絶好の機会
-
話題 2017/06/21 15:01
脳梗塞を予防する=前兆を早くつかめ