治療・予防

検査で見つかる無症候性脳梗塞 =生活習慣を見直す絶好の機会

 最近、脳ドックなどの検査の際に、まひや言語障害などの症状が無いにもかかわらず、小さな脳梗塞と思われる所見が見つかることがある。「無症候性脳梗塞」と呼ばれ、脳ドックの受診者のうち50代で約1割、60代で約2割、70歳以上で約3割の頻度で見つかるという。

 「『脳梗塞』という言葉に不安を感じるかもしれませんが、無症候性脳梗塞が見つかったら、生活習慣を見直す絶好の機会と考えてほしい」と、兵庫県立姫路循環器病センター(兵庫県姫路市)神経内科の上原敏志部長は話す。

 ◇最大の原因は高血圧

 無症候性脳梗塞とは、片方の手足に力が入らない、ろれつが回らないなどの症状が無いのに、頭部のコンピューター断層撮影(CT)や磁気共鳴画像(MRI)で見つかる脳梗塞を言う。

 上原部長は「脳の太い血管から出る穿通枝(せんつうし)という細い血管が詰まって起こる脳梗塞を『ラクナ梗塞』と呼びますが、無症候性脳梗塞のほとんどはこのラクナ梗塞です」と説明する。無症候性脳梗塞を引き起こす最大の原因は、長年の高血圧だ。糖尿病や高脂血症などが潜んでいることも多い。

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