膝関節遊離体〔ひざかんせつゆうりたい〕
関節表面からはがれ落ちた関節軟骨や小骨片、滑膜性骨軟骨腫症による骨軟骨腫瘤(しゅりゅう)などが膝関節内を動き回ることがあります。関節ねずみともいわれます。遊離体が関節にはまり込むと激痛が起こったり、痛みのために可動域制限などの症状が出て、それがふたたび動いて移動すると、関節がスムーズに動くようになります。そのような嵌頓(かんとん)症状をくり返します。関節鏡手術による摘出が必要です。
■離断性骨軟骨炎
スポーツ活動をおこなう10歳代の子どもに多くみられます。関節面の骨軟骨がはがれるもので、進行すると関節内に脱落した骨軟骨片が遊離体となります。関節軟骨の温存のために早期発見、早期治療が必要です。
[治療]
治療法は、病変部の骨軟骨片の状態で決まります。成長期に発症した場合にはスポーツ活動の停止などの保存療法や、手術療法でも侵襲(しんしゅう)の少ないドリリング(あえて病変部の骨に穴をあける)による治癒促進が可能です。骨軟骨片がはがれてしまったあとでは、元の位置に戻して固定する手術が必要になりますし、骨軟骨片が粉砕してしまっているときには元に戻すことができず、骨軟骨移植術や自家培養軟骨移植術などによる関節軟骨の修復術が必要になります。
■離断性骨軟骨炎
スポーツ活動をおこなう10歳代の子どもに多くみられます。関節面の骨軟骨がはがれるもので、進行すると関節内に脱落した骨軟骨片が遊離体となります。関節軟骨の温存のために早期発見、早期治療が必要です。
[治療]
治療法は、病変部の骨軟骨片の状態で決まります。成長期に発症した場合にはスポーツ活動の停止などの保存療法や、手術療法でも侵襲(しんしゅう)の少ないドリリング(あえて病変部の骨に穴をあける)による治癒促進が可能です。骨軟骨片がはがれてしまったあとでは、元の位置に戻して固定する手術が必要になりますし、骨軟骨片が粉砕してしまっているときには元に戻すことができず、骨軟骨移植術や自家培養軟骨移植術などによる関節軟骨の修復術が必要になります。
(執筆・監修:東京逓信病院整形外科 部長 平岡 久忠)
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