【ビジネスワイヤ】希少疾患と救命救急診療の統合治療を手掛けるオーストリアのAOPヘルスは、Leukos・Biotechと連携して実施する第I相臨床試験SERONCO-1に最初の患者が登録されたと発表した。同試験は充実性腫瘍やリンパ腫の患者を対象として、これまでがん治療の中心ではなかったがん幹細胞上の受容体を標的とする新たな化合物を評価するもので、がん領域ではファースト・イン・クラスの薬剤開発といえる。このプロセスは、いくつかの種類の白血病のほか、乳がん肺がんをはじめとするさまざまな充実性がんに効果を発揮する可能性があり、いまだ満たされていない患者の医療ニーズに対応できる可能性が期待されている。(C)時事通信社