医療・医薬・福祉

医療的ケア児、障がい児もみんな映画館へ!

NPO法人AYA
5年後には、全国みんなで映画鑑賞を楽しむ「インクルーシブデー」を実現します



NPO法人AYA は、スポーツ・芸術・文化との出会いや触れ合いを通して、病気と闘っている・障がいとともに生きている・医療的ケアが必要である子どもたちの世界観が広がる場を提供しています。

NPO法人AYAは、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースはNPO法人AYAの夢です。

◆医療的ケア児、障がい児とそのご家族のお出かけには高いハードルが…
医療的ケア児とは、日常生活及び社会生活を営むために恒常的な医療的ケア(人工呼吸器による呼吸管理、喀痰吸引その他の医療行為)を受けることが不可欠な子どものことを指します。厚生労働省の推計(令和4年)によると、全国の医療的ケア児(在宅)は約2万人。社会全体で、医療的ケア児の日常生活・社会生活を支援することが求められています。

こうした医療的ケアを必要とする子どもたちや、障がいをもつ子どもたちとそのご家族は、身体的・心理的負担の両面から、お出かけを諦めてしまいがち。とくに、席にじっと座っていることができない、急に声を出してしまう、医療機器のアラーム音・痰の吸引音が鳴るなどの理由から周囲に迷惑がかかることを気にしてしまい、静かな環境である映画館には高いハードルを感じてしまうと聞きます。

◆アニメ映画の貸切上映会で、「家族で映画を見る」感動を実現
そんな現状を変えるべく、NPO法人AYAはアニメ映画の貸切上映会を開催。実現に到るまでには資金や会場の確保など、たくさんの課題がありましたが、最終的には、映画館のシアターをまるごと貸し切ることで、“音や声が出ても、じっとしていられなくても、安心して映画を鑑賞できる環境”を実現。医師や看護師などの医療従事者が会場内で見守ることで、緊急時の対応を懸念する映画館側の受け入れ障壁を下げました。参加者からは「家族で初めて映画を見られた!」と感動の声を多数いただいています。
この活動を全国に広げ、障がいや病気の有無に関わらず、どんな子どもも、映画館で映画鑑賞を楽しめる社会を実現するのがNPO法人AYAの夢です。

2023年には神奈川・京都で、2024年1月には静岡で計3回、アニメ映画の貸切上映会イベントを実施。述べ291名(ご家族・スタッフ含む)にご参加いただきました。

◆2024年は全国7ヶ所でのインクルーシブ映画上映会をスタート!


2024年の目標は、映画館との連携を全国に拡大し、より多くの障がい児・医療的ケア児とご家族に映画鑑賞を楽しんでもらうこと。第一弾として、3月17日より『映画ドラえもんのび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』の貸切上映会イベント~AYAインクルーシブ映画上映会~をスタートしました。本イベントは、4月28日まで、神奈川・京都・静岡・広島・茨城・宮城など全国7か所での開催を予定しています。


【上映会について】

■上映作品
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』
配給:東宝株式会社

■対象
医療的ケアが必要なお子様、障がいをもつお子様とそのご家族
※上映中に医療機器のアラーム音が鳴る、声が聞こえるなどの状況をご理解いただける方、本イベントの趣旨に賛同いただける方であれば、病気や障がいの有無にかかわらず、どなたさまもご参加いただけます

■日時・会場
2024年3月17日(日)※終了
TOHOシネマズ 川崎(神奈川県川崎市) 
  
2024年3月24日(日)※終了
T・ジョイ京都(京都府京都市)

2024年3月31日(日)※終了
TOHOシネマズ ららぽーと磐田(静岡県磐田市)

2024年4月7日(日)
広島バルト11(広島県安芸郡府中町)

2024年4月14日(日)
USシネマつくば(茨城県つくば市)

2024年4月21日(日)
TOHOシネマズ ららぽーと横浜(神奈川県横浜市)

2024年4月28日(日)
MOVIX仙台(宮城県仙台市)

※いずれも午前中の開催予定。詳細な開催時間・参加お申込みはAYA webサイトをご覧ください
※参加希望者が多数の場合、抽選となりますことをご了承ください
※会場により数は異なりますが、車いす席をご用意します

■参加費
各会場の募集ページをご参照ください
※ご参加にはチケット代がかかります

■詳細・お申し込みはこちら
https://aya-npo.org/2024/03/01/movie-dora-2024-event/


◆5年後に全国で映画上映会「インクルーシブデー」を実現したい
開催予定地以外にお住いの方からも開催を望む声が届いており、さらに規模を拡大すべく準備を進めております。

また5年後には、毎年1回、決まった日時(例:毎年4月 第3日曜日 午前の上映会など)を「インクルーシブデー」とし、全国でこのような上映会が開かれることを目標としています。この実現に至るまでに、子どもたちに人気のアニメ映画の中に、当たり前のように障がいのある子ども/医療的ケアが必要な子どもたちも登場するよう、コンテンツも変化していくことを期待しています。

こうした活動を通じて、障がいや病気の有無に関わらず、どんな子どもも、映画館で映画鑑賞を楽しめる社会を実現するのがNPO法人AYAの夢です。

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。


代表紹介中川 悠樹(なかがわ ゆうき)
2009年 京都大学医学部卒業。救急科専門医・外科専門医・JSPO公認スポーツドクター・医師会認定産業医・旅行医学会認定医・JDLA G検定/E資格。三井記念病院、横浜労災病院での消化器外科・救命救急センターでの勤務を経て、ドクターヘリ添乗医、離島医療などを実践。様々な活動を行いながら、2022年1月にNPO AYAを立ち上げ、2023年6月に法人化、代表理事に就任。






法人概要特定非営利活動法人AYA
所在地:東京都中央区日本橋兜町6番5号
HP:https://aya-npo.org/
SNS:XFacebookInstagram
取材・お問い合わせ:https://aya-npo.org/contact/


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