高齢化社会で重要性が増す訪問歯科診療。質の高いサービスの提供を目指した管理システム「IDMS」の開発ストーリー

株式会社イドムス(神奈川県海老名市)は、2018年より歯科訪問診療管理システム「IDMS」のクラウドサービスを提供しています。訪問歯科診療に従事する歯科衛生士の皆様、日々の業務に追われる中で事務作業の負担に悩まされていませんか?IDMSは、そんなお悩みを解決するために生まれました。訪問スケジュールの管理、患者情報の管理、提供文書の自動作成など、あらゆる事務作業をシームレスにサポートします。これにより、歯科衛生士の皆様はより多くの時間を患者さんのケアに集中でき、診療の質を向上させることができます。

このストーリーでは、歯科訪問診療管理システム「IDMS」の開発経緯を振り返るとともに、訪問歯科診療をとりまく現在の状況や、当社が目指す今後の展望についてお話します。

急速な高齢化社会進行の中、訪問診療の需要拡大

急速な高齢化: 日本をはじめとする多くの先進国では、高齢化が急速に進んでいます。特に日本では65歳以上の高齢者人口が増加し、2021年時点で高齢化率は28.9%に達しています。この傾向は今後も続くと予測されており、2025年には団塊の世代が全て75歳以上となる「2025年問題」が懸念されています。

在宅歯科医療・口腔機能管理ニーズ増大: 高齢者の増加に伴い、在宅での歯科医療や口腔機能回復のニーズが高まっています。高齢者の中には通院が困難な方も多く、訪問診療の需要が拡大しています。

介護保険制度の充実と共に高まる口腔ケアの重要性。介護事業所と歯科医院との連携も不可欠に

介護保険制度の利用促進: 介護保険制度の充実により、在宅医療や訪問診療の利用が増加しています。特に歯科分野では、口腔ケアの重要性が認識され、訪問歯科診療の需要が高まっています。

口腔衛生管理の強化: 介護保険施設では口腔衛生管理業務を基本サービスとして提供することが義務化され、入所者の口腔衛生管理に関する計画書の作成などの取り組みを歯科医院との連携が必要になります。

重要度が高まる訪問歯科診療市場。システム化による効率的な診療が差別化要素を生み出す

業務の複雑化: 訪問歯科診療では、診療計画の立案、スケジュール調整、患者情報の管理、保険請求、介護施設との連携など、多岐にわたる業務が発生します。これらの業務を効率的に行うためには、専用の管理システムが不可欠です。

質の高い診療の提供: 高齢者や障害者に対する訪問診療では、継続的かつ質の高いケアが求められます。管理システムを活用することで、診療履歴や患者の健康状態を一元管理し、質の高い診療を提供することができます。

市場環境の変化

技術革新とデジタル化: 医療分野におけるデジタル技術の進展により、クラウドベースの管理システムやモバイルアプリケーションの導入が進んでいます。これにより、訪問診療の効率化とデータのセキュリティが向上しています。

競争の激化: 訪問歯科診療の需要拡大に伴い、多くの歯科医院が市場に参入しています。競争が激化する中で、効率的かつ質の高いサービスを提供するためには、先進的な管理システムの導入が差別化の要素となります。


社会状況や市場環境の変化を背景に、訪問歯科診療において歯科訪問診療管理システムが必要とされています。これにより、業務の効率化と質の高い診療の提供が可能となり、増大する在宅医療ニーズに対応することができます。


IDMSは「診療や口腔ケア等の直接患者様と向き合う時間を多く作りたい」という臨床医の声から生み出されました。アナログ管理からDXに移行する中で、患者様の健康を第一に、機能や操作方法を歯科医療従事者の皆様より意見を頂きました。ここまでの6年間のシステムアップデートは延べ10回を超えます。そのおかげで新規にご利用いただく歯科医院様からは、よく考えられかゆいところに手の届く機能がありがたいとお褒めの言葉を頂けております。

IDMSの主な機能

  • 診療予定の作成・管理
  • 診療・ケア時間のシミュレーション
  • 衛生士カルテの作成・管理
  • 歯科検診・口腔機能低下症検査
  • 各種提供文書の作成・管理
  • 各種データの検索・分析
  • 介護施設との連携機能

事例)A歯科クリニックの業務効率化

A歯科クリニックは、地域の高齢者や通院困難な患者向けに訪問歯科診療サービスを提供していました。しかし、訪問診療のスケジュール管理、患者情報の記録、保険請求などの手書きの事務作業が煩雑で、スタッフの負担が大きく人為的なミスが目立つようになっていました。


【成果】

  • 業務効率の向上: スケジュール管理機能により、訪問診療の予定が一元管理され、時間のオーバーや訪問忘れがなくなりました。
  • 事務作業の削減: システムの導入で、口腔ケアの記入が簡単になり、ペーパーワークが大幅に減少しました。提供文書もシステムが自動で作成するため、手間が減りました。
  • 患者ケアの質の向上: 診療履歴が一目でわかるようになり、個々の患者に合わせたケアプランの提供が容易になりました。


IDMSの導入により、業務効率が向上し、患者ケアの質が改善されることが期待できます。システムの活用により、事務作業の負担が軽減され、スタッフが本来の診療業務に集中できる環境が整えられます。また、書類作成におけるミスが激減します。

重要性の認知が高まる口腔ケアを、システムを通じてサポートしていきたい

COVID-19のパンデミックにおいて、口腔衛生の維持は全身の健康を守り、感染症の予防や重症化のリスクを低減するために非常に重要だと再確認されました。施設においても入居者の口腔ケアが求められ、歯科医院と共に患者の口腔衛生をシステムで管理することの重要性と利便性を認知していただけるようになりました。

システム導入にあたっては、紙ベースの管理からの不慣れな環境に対応できるか不安と考える歯科医院様が大半でしたが、導入サポートと継続的なサポートにより、いまではなくてはならないシステムとなっております。


IDMSは、歯科衛生士実地指導票の入力データをベースとして患者様の口腔内状況の一覧表示などで予防や治療の効果の確認や分析を効率よく行うことができます。また各種提供文書の作成も入力されたデータを基に自動で作成されるので業務の効率アップにつながります。また、介護施設との口腔衛生管理体制の連携もオンラインで行うことができます。

今後、診療改正の対応はもとより、ご利用者様の声に耳を傾け、必要な機能追加のアップデート及びシステム開発を行っていきます。


IDMSは女子プロレース「KYOJO CUP」参戦を通じて、全国で活躍する歯科衛生士さんを応援しています。参戦ドライバー:Dr.及川紗利亜


【株式会社イドムス】

https://idms.co.jp/

〒243-0426 神奈川県海老名市門沢橋4-15-2

042-853-0397




行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)