キャンディ×唾液は超高齢社会を救えるか?口腔環境の改善に関する研究をスタート
春日井製菓株式会社
~キャンディによる唾液分泌がもたらす口腔環境の改善可能性~
春日井製菓株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:春日井大介)は、渡部茂氏(朝日大学歯学部 非常勤講師、明海大学名誉教授)を研究顧問として迎え、キャンディが口腔環境の改善にどのような影響をもたらすかについての研究をスタートしました。
研究をスタートした背景
“キャンディをなめると喉が潤う“という感覚は、多くの人が感じたことがあるのではないでしょうか。キャンディをなめると味覚が刺激され、唾液分泌が促進されます。それにより口腔内の湿度が上昇し、“喉が潤う“と感じるメカニズムになっています。しかしキャンディにより分泌された唾液が、口腔環境に具体的にどのような影響を与えているかについては、これまでほとんど詳しい研究が行われてきませんでした。
高齢者及び唾液腺障害者の口腔乾燥症では、日中の唾液分泌量低下、睡眠中の誤嚥性肺炎による死亡が年間5万人を超えています(※1)。創業96年を迎える春日井製菓では、超高齢社会が直面する課題に、キャンディを通じて解決・貢献したいという思いから、キャンディ×唾液の研究をスタートしました。
ジワリと伸びるキャンディ市場
キャンディは1200年以上の歴史があり、広く食されている嗜好品です。現代ではのど飴や、フルーツ味、ミルク味、黒糖や梅などの和風味と、さまざまなジャンルのキャンディが販売されています。袋タイプのキャンディは1,000億円以上の市場規模があり、2023年は前年比約112.6%の推移で拡大しています(※2)。また2023年の袋タイプのキャンディの購入者割合は前年比約105.7%、1人当たりが購入する金額は前年比約106.6%といずれも伸長傾向にあります(※3)。
春日井製菓 研究への取り組み
2023年2月1日のプレスリリースでは、斎藤一郎氏(ドライマウス研究会代表、前 鶴見大学歯学部教授)との共同研究により「沖縄県産黒糖に含まれるポリフェノールが唾液分泌を促進する」というメカニズムを示しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000047142.html
今後の展望
この度、渡部茂氏(歯学博士)を研究顧問としてお迎えし、これまでの沖縄県産黒糖の機能性に関する研究と並行して、キャンディをなめることによる口腔環境改善効果に着目して幅広く研究に取り組み、知見を蓄積して参ります。当社は今後も、キャンディが持つ健康価値の探索と発信を継続し、お客様の豊かな生活に貢献できるような商品開発につなげ、キャンディの可能性を広げてまいります。
研究顧問:渡部茂(わたなべしげる)氏プロフィール
【経歴】
1977年 岐阜歯科大学(現朝日大学歯学部)卒業
1985年 北海道医療大学准教授
1985~87年 マニトバ大学客員教授、Colin Dawes 教授研究室で唾液の研究
1995年 明海大学歯学部大学院教授
2019年 同大学保健医療学部教授
2024年 朝日大学歯学部非常勤講師、明海大学名誉教授、春日井製菓株式会社研究顧問
【所属学会など】
日本小児歯科学会副理事長、日本障害者歯科学会理事、日本子ども学会理事、日本小児保健協会監事、埼玉県小児保健協会会長、日本小児口腔外科学会理事、日本歯科薬物療法学会理事、日本唾液腺学会参与
2015年 日本子ども虐待防止歯科研究会設立
2017年 日本小児歯科学会賞
2019年 「5歳児の1日の唾液分泌量」でイグ・ノーベル賞化学賞受賞
【著書・訳書】
やさしく学べる子どもの歯(診断と治療社)
Macro to Nano Spectroscopy, J. Uddin ed,(INTECH)
「唾液 歯と口腔の健康」監訳(医歯薬出版)
唾液―口腔の健康を支えるメカニズム(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))など
春日井製菓 商品開発部:本田よりひとこと
2023年5月開催のifia/HFE2023『全身の健康を口から考える』セミナーで、渡部先生の『口腔の健康と唾液』という講演を拝聴しました。名刺交換をきっかけに大学に訪問し『口腔環境(特に唾液)に関して何か一緒に研究ができないか』とお話をいただいたのが、今回の研究スタートのきっかけです。歯科医療業界でも食品を使った超高齢社会の課題解決を探索していることを知り、弊社製品が嗜好品として愛されるだけでなく、多くの社会課題の解決・貢献につながることを期待しています。(春日井製菓 商品開発部:本田寛幸)
※1 厚生労働省:令和4年人口動態統計月報年計の概況
※2 インテージSRI+、袋キャンディ、2022年1月~2023年12月、推計販売規模金額
※3 QPR(TM)データより(2022年1月~2023年12月)
【春日井製菓について】
1928年に愛知県名古屋市で創業。キャンディ、グミ、ラムネ、こんぺいとう、豆菓子など幅広い年齢層に支持される菓子を手掛ける菓子メーカーです。『キシリクリスタル』、『黒あめ』、『ミルクの国』、『つぶグミ』、『グリーン豆』など、ロングセラーのお菓子を作っています。経営理念は「おいしくて、安心して多くの人々に愛され続けるお菓子作り」。
<認証取得>
国際規格の食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」
品質マネジメントシステム「ISO9001」
公式HP:https://www.kasugai.co.jp/
●本件に関する取材依頼やお問い合わせは、下記までお願いいたします。
春日井製菓株式会社 広報担当:勝又 cpc@kasugai.co.jp
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~キャンディによる唾液分泌がもたらす口腔環境の改善可能性~
春日井製菓株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:春日井大介)は、渡部茂氏(朝日大学歯学部 非常勤講師、明海大学名誉教授)を研究顧問として迎え、キャンディが口腔環境の改善にどのような影響をもたらすかについての研究をスタートしました。
研究をスタートした背景
“キャンディをなめると喉が潤う“という感覚は、多くの人が感じたことがあるのではないでしょうか。キャンディをなめると味覚が刺激され、唾液分泌が促進されます。それにより口腔内の湿度が上昇し、“喉が潤う“と感じるメカニズムになっています。しかしキャンディにより分泌された唾液が、口腔環境に具体的にどのような影響を与えているかについては、これまでほとんど詳しい研究が行われてきませんでした。
高齢者及び唾液腺障害者の口腔乾燥症では、日中の唾液分泌量低下、睡眠中の誤嚥性肺炎による死亡が年間5万人を超えています(※1)。創業96年を迎える春日井製菓では、超高齢社会が直面する課題に、キャンディを通じて解決・貢献したいという思いから、キャンディ×唾液の研究をスタートしました。
ジワリと伸びるキャンディ市場
キャンディは1200年以上の歴史があり、広く食されている嗜好品です。現代ではのど飴や、フルーツ味、ミルク味、黒糖や梅などの和風味と、さまざまなジャンルのキャンディが販売されています。袋タイプのキャンディは1,000億円以上の市場規模があり、2023年は前年比約112.6%の推移で拡大しています(※2)。また2023年の袋タイプのキャンディの購入者割合は前年比約105.7%、1人当たりが購入する金額は前年比約106.6%といずれも伸長傾向にあります(※3)。
春日井製菓 研究への取り組み
2023年2月1日のプレスリリースでは、斎藤一郎氏(ドライマウス研究会代表、前 鶴見大学歯学部教授)との共同研究により「沖縄県産黒糖に含まれるポリフェノールが唾液分泌を促進する」というメカニズムを示しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000047142.html
今後の展望
この度、渡部茂氏(歯学博士)を研究顧問としてお迎えし、これまでの沖縄県産黒糖の機能性に関する研究と並行して、キャンディをなめることによる口腔環境改善効果に着目して幅広く研究に取り組み、知見を蓄積して参ります。当社は今後も、キャンディが持つ健康価値の探索と発信を継続し、お客様の豊かな生活に貢献できるような商品開発につなげ、キャンディの可能性を広げてまいります。
研究顧問:渡部茂(わたなべしげる)氏プロフィール
【経歴】
1977年 岐阜歯科大学(現朝日大学歯学部)卒業
1985年 北海道医療大学准教授
1985~87年 マニトバ大学客員教授、Colin Dawes 教授研究室で唾液の研究
1995年 明海大学歯学部大学院教授
2019年 同大学保健医療学部教授
2024年 朝日大学歯学部非常勤講師、明海大学名誉教授、春日井製菓株式会社研究顧問
【所属学会など】
日本小児歯科学会副理事長、日本障害者歯科学会理事、日本子ども学会理事、日本小児保健協会監事、埼玉県小児保健協会会長、日本小児口腔外科学会理事、日本歯科薬物療法学会理事、日本唾液腺学会参与
2015年 日本子ども虐待防止歯科研究会設立
2017年 日本小児歯科学会賞
2019年 「5歳児の1日の唾液分泌量」でイグ・ノーベル賞化学賞受賞
【著書・訳書】
やさしく学べる子どもの歯(診断と治療社)
Macro to Nano Spectroscopy, J. Uddin ed,(INTECH)
「唾液 歯と口腔の健康」監訳(医歯薬出版)
唾液―口腔の健康を支えるメカニズム(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))など
春日井製菓 商品開発部:本田よりひとこと
2023年5月開催のifia/HFE2023『全身の健康を口から考える』セミナーで、渡部先生の『口腔の健康と唾液』という講演を拝聴しました。名刺交換をきっかけに大学に訪問し『口腔環境(特に唾液)に関して何か一緒に研究ができないか』とお話をいただいたのが、今回の研究スタートのきっかけです。歯科医療業界でも食品を使った超高齢社会の課題解決を探索していることを知り、弊社製品が嗜好品として愛されるだけでなく、多くの社会課題の解決・貢献につながることを期待しています。(春日井製菓 商品開発部:本田寛幸)
※1 厚生労働省:令和4年人口動態統計月報年計の概況
※2 インテージSRI+、袋キャンディ、2022年1月~2023年12月、推計販売規模金額
※3 QPR(TM)データより(2022年1月~2023年12月)
【春日井製菓について】
1928年に愛知県名古屋市で創業。キャンディ、グミ、ラムネ、こんぺいとう、豆菓子など幅広い年齢層に支持される菓子を手掛ける菓子メーカーです。『キシリクリスタル』、『黒あめ』、『ミルクの国』、『つぶグミ』、『グリーン豆』など、ロングセラーのお菓子を作っています。経営理念は「おいしくて、安心して多くの人々に愛され続けるお菓子作り」。
<認証取得>
国際規格の食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」
品質マネジメントシステム「ISO9001」
公式HP:https://www.kasugai.co.jp/
●本件に関する取材依頼やお問い合わせは、下記までお願いいたします。
春日井製菓株式会社 広報担当:勝又 cpc@kasugai.co.jp
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(2024/07/02 11:00)
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