「介護にまつわる意識調査」結果報告
キユーピー株式会社
増えるビジネスケアラーにおけるUDF認知率、購入率を調査
キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:高宮 満、以下キユーピー)は、7月11日「UDF(ユニバーサルデザインフード)※1の日※2」に向けて「介護にまつわる意識調査」の結果を報告します。本調査は、在宅における介護の実態を調査・分析し、介護の不安解消や課題解決に向けた提案につなげることを目的に2017年にスタートし、今回で9回目となります。
キユーピーは、1998年に日本で初めて市販用介護食を発売しました。1999年に「やさしい献立」にシリーズを刷新し、今年で25周年を迎えました。この25年間で高齢化がさらに進行した日本では、介護への関わり方も多様化し、仕事をしながら家族の介護を行うビジネスケアラーの数が増加傾向にあります※3。そこで今回は、ビジネスケアラーの介護を社会課題と捉え、その視点から介護における食や市販用介護食の認知率・購入率について報告します。
ビジネスケアラーのUDF認知率、購入率はいずれも一般生活者に比較して高い
(認知率・一年以内の購入率:呈示商品いずれかを選択した人の割合)
介護が必要な身内のために、何かしらの食事ケア※4をしている人(ケアラー)のうちビジネスケアラーは、UDFについて「認知(知っている)」「一年以内に購入」のいずれの項目においてもその他のケアラーに比較し、高い結果となりました。しかし、認知はしていても一年以内にUDFを購入した人は、ビジネスケアラーでもやわらか食が21.8%、とろみ調整が12.5%と、介護と仕事の両立で忙しい日々にUDFを取り入れている事例は少ないことが分かります。一方で、一般生活者のUDF認知率はやわらか食が15.5%、とろみ調整が6.6%でした。もし介護を含めUDFを必要とする場面が訪れたとしてもUDFを知らないと、すぐには活用に至らず、全て手作りすることになります。
本調査の結果から、ビジネスケアラーのUDFの認知率、購入率はいずれも高いことが確認できました。しかし、認知はしていても実際に一年以内に購入した人は、ビジネスケアラーでも半数以下で、忙しい毎日に市販用介護食を活用しているとは言い難い状況でした。介護離職などによる経済損失を抑えるためにも、ビジネスケアラーの負担軽減が必要と言えます。
調査手法 :アンケート調査(WEB回答)
調査期間 :2024年3月22日(金)~2024年4月4日(木)
調査対象 :20~70代の一般男女計50,558名
(参考)年々伸びるUDF市場、2023年度の市販用販売規模は59億円
UDF市場は年々伸長し、2023年度の販売規模は59億円(やわらか食:44.5億円、とろみ調整14.7億円)で前年比103%、2019年比では122%となりました。日本介護食品協会が定めた自主規格の4区分ととろみ調整では、「かまなくてよい」が21億円と最も大きい市場になっています(インテージSRI+より)。
キユーピーは、「やさしい献立」シリーズ発売25周年を機に、ビジネスケアラーの負担軽減につながる提案を進め、介護の現場においても「食の大切さ、楽しさ」を伝えていきます。
【キユーピー やさしい献立シリーズについて(ラインアップ計54品)】
「やさしい献立」は、UDFの規格に準拠した市販用介護食です。2023年に「SDGs・災害食大賞(C)2023」の「ローリングストック部門」で、最高位の最優秀賞を受賞※5した備蓄にもおすすめなシリーズです。さらに2024年には第9回介護食品・スマイルケア食コンクール「噛むことに問題がある人(咀嚼困難者)向けの食品部門」「やさしい献立 やわらかごはん」が金賞を受賞※6しました。
・容易にかめる:おかず6品
・歯ぐきでつぶせる:主食5品、おかず5品
・舌でつぶせる:主食12品、おかず9品
・かまなくてよい:主食1品、おかず11品、デザート2品
・とろみ調整:3品
※1 UDF(ユニバーサルデザインフード) :日常の食事から介護食まで幅広く使える、食べやすさに配慮した食品のこと。かむ力や飲み込む力に応じた「やわらか食」(容易にかめる・歯ぐきでつぶせる・舌でつぶせる・かまなくてよいの4区分)と、「とろみ調整」で構成(日本介護食品協議会が定めた自主規格)。
※2 UDFの日:2003年7月11日に「UDF(ユニバーサルデザインフード)」の名称と「UDFロゴマーク」が商標登録を受けたことにちなんで、7月11日を「UDFの日」に制定。
※3 経済産業省公式サイト内
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kaigo/kaigo.html
※4 通常の固さや大きさの食べ物を噛んだり飲み込むことが難しい人、消化機能障害がある人、自力で食事をすることが難しい人などに対して、食べやすい食事を用意したり、食べさせてあげたりすることを指す
※5 キユーピーアヲハタニュース 2023 年 No.37 参照
https://www.kewpie.com/newsrelease/2023/2955/
※6 キユーピーアヲハタニュース 2024 年 No.33 参照
https://www.kewpie.com/newsrelease/2024/3343/
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増えるビジネスケアラーにおけるUDF認知率、購入率を調査
キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:高宮 満、以下キユーピー)は、7月11日「UDF(ユニバーサルデザインフード)※1の日※2」に向けて「介護にまつわる意識調査」の結果を報告します。本調査は、在宅における介護の実態を調査・分析し、介護の不安解消や課題解決に向けた提案につなげることを目的に2017年にスタートし、今回で9回目となります。
キユーピーは、1998年に日本で初めて市販用介護食を発売しました。1999年に「やさしい献立」にシリーズを刷新し、今年で25周年を迎えました。この25年間で高齢化がさらに進行した日本では、介護への関わり方も多様化し、仕事をしながら家族の介護を行うビジネスケアラーの数が増加傾向にあります※3。そこで今回は、ビジネスケアラーの介護を社会課題と捉え、その視点から介護における食や市販用介護食の認知率・購入率について報告します。
ビジネスケアラーのUDF認知率、購入率はいずれも一般生活者に比較して高い
(認知率・一年以内の購入率:呈示商品いずれかを選択した人の割合)
介護が必要な身内のために、何かしらの食事ケア※4をしている人(ケアラー)のうちビジネスケアラーは、UDFについて「認知(知っている)」「一年以内に購入」のいずれの項目においてもその他のケアラーに比較し、高い結果となりました。しかし、認知はしていても一年以内にUDFを購入した人は、ビジネスケアラーでもやわらか食が21.8%、とろみ調整が12.5%と、介護と仕事の両立で忙しい日々にUDFを取り入れている事例は少ないことが分かります。一方で、一般生活者のUDF認知率はやわらか食が15.5%、とろみ調整が6.6%でした。もし介護を含めUDFを必要とする場面が訪れたとしてもUDFを知らないと、すぐには活用に至らず、全て手作りすることになります。
本調査の結果から、ビジネスケアラーのUDFの認知率、購入率はいずれも高いことが確認できました。しかし、認知はしていても実際に一年以内に購入した人は、ビジネスケアラーでも半数以下で、忙しい毎日に市販用介護食を活用しているとは言い難い状況でした。介護離職などによる経済損失を抑えるためにも、ビジネスケアラーの負担軽減が必要と言えます。
調査手法 :アンケート調査(WEB回答)
調査期間 :2024年3月22日(金)~2024年4月4日(木)
調査対象 :20~70代の一般男女計50,558名
(参考)年々伸びるUDF市場、2023年度の市販用販売規模は59億円
UDF市場は年々伸長し、2023年度の販売規模は59億円(やわらか食:44.5億円、とろみ調整14.7億円)で前年比103%、2019年比では122%となりました。日本介護食品協会が定めた自主規格の4区分ととろみ調整では、「かまなくてよい」が21億円と最も大きい市場になっています(インテージSRI+より)。
キユーピーは、「やさしい献立」シリーズ発売25周年を機に、ビジネスケアラーの負担軽減につながる提案を進め、介護の現場においても「食の大切さ、楽しさ」を伝えていきます。
【キユーピー やさしい献立シリーズについて(ラインアップ計54品)】
「やさしい献立」は、UDFの規格に準拠した市販用介護食です。2023年に「SDGs・災害食大賞(C)2023」の「ローリングストック部門」で、最高位の最優秀賞を受賞※5した備蓄にもおすすめなシリーズです。さらに2024年には第9回介護食品・スマイルケア食コンクール「噛むことに問題がある人(咀嚼困難者)向けの食品部門」「やさしい献立 やわらかごはん」が金賞を受賞※6しました。
・容易にかめる:おかず6品
・歯ぐきでつぶせる:主食5品、おかず5品
・舌でつぶせる:主食12品、おかず9品
・かまなくてよい:主食1品、おかず11品、デザート2品
・とろみ調整:3品
※1 UDF(ユニバーサルデザインフード) :日常の食事から介護食まで幅広く使える、食べやすさに配慮した食品のこと。かむ力や飲み込む力に応じた「やわらか食」(容易にかめる・歯ぐきでつぶせる・舌でつぶせる・かまなくてよいの4区分)と、「とろみ調整」で構成(日本介護食品協議会が定めた自主規格)。
※2 UDFの日:2003年7月11日に「UDF(ユニバーサルデザインフード)」の名称と「UDFロゴマーク」が商標登録を受けたことにちなんで、7月11日を「UDFの日」に制定。
※3 経済産業省公式サイト内
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kaigo/kaigo.html
※4 通常の固さや大きさの食べ物を噛んだり飲み込むことが難しい人、消化機能障害がある人、自力で食事をすることが難しい人などに対して、食べやすい食事を用意したり、食べさせてあげたりすることを指す
※5 キユーピーアヲハタニュース 2023 年 No.37 参照
https://www.kewpie.com/newsrelease/2023/2955/
※6 キユーピーアヲハタニュース 2024 年 No.33 参照
https://www.kewpie.com/newsrelease/2024/3343/
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(2024/07/10 10:00)
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