オランダのRegMed XB と Nakanoshima Qross再生医療分野の協力関係促進を目的に10月8日、重要文化財である適塾にて覚書を締結
駐日オランダ王国大使館
この度、オランダに拠点をおく官民連携組織「RegMed XB」と、「Nakanoshima Qross(未来医療国際拠点)」が再生医療分野の協力関係を促進するための覚書を締結しました。この締結式は、一般財団法人未来医療推進機構と在大阪オランダ王国総領事館が共催し、歴史的にもオランダ・蘭学にゆかりの深い、適塾にて実施。RegMed XBのゼネラルディレクターであるBernald Mulder(ベルナルド・マルダー)氏、Nakanoshima Qrossの理事長である澤芳樹氏に加え、来日中のミシェル・スウェルス オランダ外務省国際経済担当副大臣、そしてマーク・カウパース オランダ王国総領事等が出席。
この記念すべき式典には、吉村大阪府知事からも、「今回のMOU締結は、再生医療をはじめとする未来医療について、オランダ王国と日本の関係団体が、人材育成と産業化に向けた研究開発推進への連携・協力することを目的としたものであり、万博時における情報発信と合わせて、世界規模で未来医療の社会実装やビジネス展開が一層加速されることを期待しています」と、お祝いのメッセージが寄せられました。
締結式後、両者はNakanoshima Qrossへ移動し、2025年大阪・関西万博にむけてのコラボレーション意思確認、意見交換を行いました。本覚書を通して再生医療分野における両国の協力を強化し、日蘭企業間の新たなビジネス交流を促進するとともに、研究機関や新興企業間での相乗効果を期待しています。
【RegMed XB (Regenerative Medicine Crossing Borders)】
オランダでは、「From Care to Cure」をスローガンに、慢性疾患の対症治療から、予防・治癒を目指すための再生医療ソリューションの創出を目的として、再生医療トップクラスター(ライデン、ユトレヒト、アインホーフェン、マーストリヒト、ベルギーのルーベン)を結び、RegMed XBという官民ネットワークを2016年にスタート。複数の医療財団、トップクラスの研究者、企業、政府をメンバーとして、再生医療における野心的な課題に積極的に取り組んでおり、再生医療分野のトップクラスの専門家や企業が結集した強力なインフラが構築されています。
Webサイト: https://regmedxb.com/
【Nakanoshima Qross(未来医療国際拠点)】
大阪府と21社の民間企業等で設立した一般財団法人未来医療推進機構(理事長:澤芳樹)が運営する「Nakanoshima Qross(未来医療国際拠点)」。未来医療の「創造」「実践」「共有」を通じて、最先端の未来医療技術の産業化と国内外の患者への未来医療の提供による国際貢献を推進しています。
Webサイト:https://www.nakanoshima-qross.jp/
【適塾について】
日本の鎖国時代、長崎の出島にあったオランダ商館は日本にとって西洋世界への唯一の窓口でした。そのため、西洋の科学、特に医学を学ぶにはオランダ語が最も重要な国際語と考えられていました。多くの日本の学者たちが長崎でオランダ語を学び、日本国内に蘭学の研究センターを設立。中でも有名な適塾は、蘭医学研究の第一人者とされる蘭方医緒方洪庵が開いた塾で、ここでは西洋医学の研究をはじめとして、種痘事業やコレラ治療など、大きな医学史上の業績が生まれました。適塾は後に、日本でも最も重要な大学の一つである大阪大学の創設の礎の一つとなりました。昭和39年に重要文化財として指定された適塾は、現存する日本で唯一の蘭学塾の遺構です。適塾を精神的源流とする大阪大学のご協力のもと、今回の締結式が開催されました。
『コモングラウンド』~共に分かち合い、共に新しい価値を生み出す~
オランダは2025年大阪・関西万博において、日本および東アジア地域との経済的、政治的、文化的協力関係を強化し、『コモングラウンド』を基盤にエネルギー転換等の分野でイノベーションを共創していきます。万博に向けたキャンペーン、“Road2Osaka”においても、オランダならではの活動を通して、世界的な課題に対し革新的で活用可能な解決策へと乗り出していきます。
<特設サイト>
日本語:https://orandaexpo2025.nl/ja
英 語:https://nlexpo2025.nl/en
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この度、オランダに拠点をおく官民連携組織「RegMed XB」と、「Nakanoshima Qross(未来医療国際拠点)」が再生医療分野の協力関係を促進するための覚書を締結しました。この締結式は、一般財団法人未来医療推進機構と在大阪オランダ王国総領事館が共催し、歴史的にもオランダ・蘭学にゆかりの深い、適塾にて実施。RegMed XBのゼネラルディレクターであるBernald Mulder(ベルナルド・マルダー)氏、Nakanoshima Qrossの理事長である澤芳樹氏に加え、来日中のミシェル・スウェルス オランダ外務省国際経済担当副大臣、そしてマーク・カウパース オランダ王国総領事等が出席。
この記念すべき式典には、吉村大阪府知事からも、「今回のMOU締結は、再生医療をはじめとする未来医療について、オランダ王国と日本の関係団体が、人材育成と産業化に向けた研究開発推進への連携・協力することを目的としたものであり、万博時における情報発信と合わせて、世界規模で未来医療の社会実装やビジネス展開が一層加速されることを期待しています」と、お祝いのメッセージが寄せられました。
締結式後、両者はNakanoshima Qrossへ移動し、2025年大阪・関西万博にむけてのコラボレーション意思確認、意見交換を行いました。本覚書を通して再生医療分野における両国の協力を強化し、日蘭企業間の新たなビジネス交流を促進するとともに、研究機関や新興企業間での相乗効果を期待しています。
【RegMed XB (Regenerative Medicine Crossing Borders)】
オランダでは、「From Care to Cure」をスローガンに、慢性疾患の対症治療から、予防・治癒を目指すための再生医療ソリューションの創出を目的として、再生医療トップクラスター(ライデン、ユトレヒト、アインホーフェン、マーストリヒト、ベルギーのルーベン)を結び、RegMed XBという官民ネットワークを2016年にスタート。複数の医療財団、トップクラスの研究者、企業、政府をメンバーとして、再生医療における野心的な課題に積極的に取り組んでおり、再生医療分野のトップクラスの専門家や企業が結集した強力なインフラが構築されています。
Webサイト: https://regmedxb.com/
【Nakanoshima Qross(未来医療国際拠点)】
大阪府と21社の民間企業等で設立した一般財団法人未来医療推進機構(理事長:澤芳樹)が運営する「Nakanoshima Qross(未来医療国際拠点)」。未来医療の「創造」「実践」「共有」を通じて、最先端の未来医療技術の産業化と国内外の患者への未来医療の提供による国際貢献を推進しています。
Webサイト:https://www.nakanoshima-qross.jp/
【適塾について】
日本の鎖国時代、長崎の出島にあったオランダ商館は日本にとって西洋世界への唯一の窓口でした。そのため、西洋の科学、特に医学を学ぶにはオランダ語が最も重要な国際語と考えられていました。多くの日本の学者たちが長崎でオランダ語を学び、日本国内に蘭学の研究センターを設立。中でも有名な適塾は、蘭医学研究の第一人者とされる蘭方医緒方洪庵が開いた塾で、ここでは西洋医学の研究をはじめとして、種痘事業やコレラ治療など、大きな医学史上の業績が生まれました。適塾は後に、日本でも最も重要な大学の一つである大阪大学の創設の礎の一つとなりました。昭和39年に重要文化財として指定された適塾は、現存する日本で唯一の蘭学塾の遺構です。適塾を精神的源流とする大阪大学のご協力のもと、今回の締結式が開催されました。
『コモングラウンド』~共に分かち合い、共に新しい価値を生み出す~
オランダは2025年大阪・関西万博において、日本および東アジア地域との経済的、政治的、文化的協力関係を強化し、『コモングラウンド』を基盤にエネルギー転換等の分野でイノベーションを共創していきます。万博に向けたキャンペーン、“Road2Osaka”においても、オランダならではの活動を通して、世界的な課題に対し革新的で活用可能な解決策へと乗り出していきます。
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(2024/10/09 17:00)
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