発達障害、早期にリハビリを
よりよく生活するため
▽気軽に相談を
発達障害の子どもが周囲に理解されないまま不適切な対応が続くと、さまざまな二次的問題が生じてしまう。だからこそ早期にリハビリに取り組むことが重要になる。
親としては「いきなり障害の診断を下されてしまうのでは」との不安を持ち専門機関に行くのをためらうかもしれない。しかし、半沢センター長は、「そのような乱暴なことはしません。子どもへの対応を一緒に考える場だと思って気軽に相談してほしい」と促す。
ただ、本人へのリハビリだけでは不十分だ。発達障害の子どもが社会の中で成長していくには、その子にとって「分かりやすい環境」を整える必要がある。同センターでは、本人だけではなく、家族や地域に対する支援も並行して行っている。
「その子がどのような特性を持ち、どうすれば混乱なく過ごせるのか。そのための環境づくりは専門家や家族だけでできるものではありません。社会の理解が不可欠なのです」と半沢センター長は強調している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2018/08/14 09:50)