足の悩み、一挙解決

第2回 外反母趾、巻き爪、タコ・ウオノメ…
~足の不調には共通の原因があります~ 足のクリニック表参道院長 桑原靖


 ◇日本人、7割は扁平足

 自分の足の形を見て「土踏まずが上がっているから大丈夫」という人も、立った途端にアーチが崩れてしまう「隠れ扁平(へんぺい)足」の可能性があります。

 日本人の約7割が扁平足で、正常な足の人は1割くらいしかいないといわれます。欧米人にはアーチが高過ぎる「甲高」が多いのですが、高過ぎても足首の付け根やかかとに負荷がかかり過ぎて、トラブルの原因になります。

 一般的に足のトラブルは、女性の方が男性より4倍多いといわれます。靱帯が柔らかく、ハイヒールなどで足に負担をかける靴を履く時間が長い、妊娠期のホルモンバランスの影響で足がゆがみやすい、などが原因だと考えられます。クリニックの患者さんも7割以上が女性です。


 ◇足の隠れ不調を確認しよう

 自分では気づいていなくても、改めて見直してみると、足の不調が隠れている場合が多いものです。セルフチェック表で確認してみましょう。

 ◇原因放置は見た目にも悪影響

 これらのチェックポイントのうち、一つでも当てはまる項目がある場合は、足のトラブルが潜んでいる可能性が高いと考えられます。特に痛みがないから問題ないと思っている人も多いのですが、トラブルの原因を放置すると、足の病気につながるだけでなく、筋肉の付き方がアンバランスになってしまいます。それによって、O脚に見えたり、姿勢が悪くなったりして、スタイルが悪く見えてしまい、全身の見た目にも悪影響を及ぼします。

 自分の足をじっくりと観察したことがない人も多いのではないでしょうか。足は顔と同じくらい千差万別ですが、素足を他人と比べてみる機会もあまりないため、どこが問題なのかは見ただけでは分からないかもしれません。でも、自分の足の状態を知っておくことは、全身の健康のためにも大切です。

 次回からは、具体的なトラブルと対処法について解説します。

(文・構成 ジャーナリスト・中山あゆみ)


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