女性アスリート健康支援委員会
連載趣旨と略歴
2012年ロンドン五輪の卓球女子団体で銀メダルを獲得し、16年に現役生活に区切りをつけてから6年が過ぎた平野早矢香さんに、現役選手時代のことや引退後の心境などについて話していただいた。頑張っている現役選手たちには「日々の練習や試合に全力を尽くして『悔いなく競技人生を送る』こと」が、選手として人間としての成長につながると助言する。
平野早矢香(ひらの・さやか) 日本卓球協会理事。1985年3月24日生まれ。栃木県出身。5歳で卓球を始め、仙台育英学園秀光中学校、仙台育英学園高校を経てミキハウスに入社。18歳で全日本選手権女子シングルスを初制覇し、2007年から3連覇するなど5度の日本一。08年北京五輪女子団体で4位。福原愛、石川佳純両選手と組んだ12年ロンドン五輪の団体で銀メダルを獲得し、日本卓球陣では五輪で初のメダリストとなった。現在はミキハウススポーツクラブのアドバイザーとして後進の指導をするかたわら、スポーツキャスターや解説者としても活躍。