カリウム(K)
■腎不全で高値
腎臓やホルモンのはたらきで、カリウムの血清濃度は一定に保たれていますが、アルドステロンなどのホルモンが多くなると血清カリウム濃度は低下し、筋肉のまひを起こすこともあります。
また、アルドステロンなどが少なくなると上昇します。腎臓から尿へのカリウム排泄(はいせつ)が障害されると高値になり、極端に高くなると(7.0mmol/L以上)、不整脈が起こり、心臓が停止することもあります。
■基準値:3.6~4.8mmol/L
■検査結果から疑われる病気
高値の場合には、次のことが考えられます。
慢性腎臓病、アジソン病、副腎皮質酵素欠損症、溶血組織挫滅、横紋筋融解症、アシドーシス(血液の酸化、酸血症)
低値の場合には、次のことが考えられます。
原発性アルドステロン症、続発性アルドステロン症、周期性四肢まひ、低カリウム血性ミオパチー、アルカローシス、下痢、下剤の連用
腎臓やホルモンのはたらきで、カリウムの血清濃度は一定に保たれていますが、アルドステロンなどのホルモンが多くなると血清カリウム濃度は低下し、筋肉のまひを起こすこともあります。
また、アルドステロンなどが少なくなると上昇します。腎臓から尿へのカリウム排泄(はいせつ)が障害されると高値になり、極端に高くなると(7.0mmol/L以上)、不整脈が起こり、心臓が停止することもあります。
■基準値:3.6~4.8mmol/L
■検査結果から疑われる病気
高値の場合には、次のことが考えられます。
慢性腎臓病、アジソン病、副腎皮質酵素欠損症、溶血組織挫滅、横紋筋融解症、アシドーシス(血液の酸化、酸血症)
低値の場合には、次のことが考えられます。
原発性アルドステロン症、続発性アルドステロン症、周期性四肢まひ、低カリウム血性ミオパチー、アルカローシス、下痢、下剤の連用
(執筆・監修:国際医療福祉大学大学院 臨床医学 教授〔臨床検査医学〕 下澤 達雄)