起立性調節障害(OD)〔きりつせいちょうせつしょうがい〕
起立性調節障害(OD:orthostatic dysregulation)は自律神経失調症の一つで、立ちくらみがおもな症状です。思春期前後に多く、家族性がみとめられます。症状とその後の検査により診断します(下記参照)。朝起きられなかったり、午前中調子がわるいので、不登校とまちがわれることもあります。治療は日常生活における非薬物療法(ゆっくり起立、同じ状態の起立を続けない、水分・塩分を多めに摂取、毎日30分の散歩、早寝)のほか、昇圧薬や自律神経調整薬を服用します。
■OD身体症状項目
(項目が3つ以上あてはまるか、あるいは2つであっても症状が強い場合はODを強く疑います)
1.立ちくらみ、あるいはめまいをおこしやすい
2.立っていると気持ちがわるくなる、ひどくなると倒れる
3.入浴時あるいはいやなことを見聞きすると気持ちわるくなる
4.少し動くと動悸(どうき)息切れがする
5.朝なかなか起きられず午前中調子がわるい
6.顔色が青白い
7.食欲不振
8.臍疝痛(さいせんつう:へそを中心とした腹痛)をときどきうったえる
9.倦怠感あるいは疲れやすい
10.頭痛
11.乗り物に酔いやすい
(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光)
■OD身体症状項目
(項目が3つ以上あてはまるか、あるいは2つであっても症状が強い場合はODを強く疑います)
1.立ちくらみ、あるいはめまいをおこしやすい
2.立っていると気持ちがわるくなる、ひどくなると倒れる
3.入浴時あるいはいやなことを見聞きすると気持ちわるくなる
4.少し動くと動悸(どうき)息切れがする
5.朝なかなか起きられず午前中調子がわるい
6.顔色が青白い
7.食欲不振
8.臍疝痛(さいせんつう:へそを中心とした腹痛)をときどきうったえる
9.倦怠感あるいは疲れやすい
10.頭痛
11.乗り物に酔いやすい
(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光)