月経前症候群〔げっけいぜんしょうこうぐん〕
月経前症候群(月経前緊張症)は月経前に食欲不振、頭痛、疲労感、むくみ、乳房(にゅうぼう)緊満感、イライラ、集中力の低下などの症状がみられ、月経が始まるとともに軽減・消失します。精神的症状に対しては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬が治療の中心です。また、低用量ピル/低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤が有効な場合もあります。
(執筆・監修:東京大学大学院医学系研究科 准教授〔産婦人科学〕 原田 美由紀)