機能性性器出血〔きのうせいせいきしゅっけつ〕

 子宮筋腫、子宮がん(子宮頸(けい)がん子宮体がん)、子宮ポリープなどの器質的な疾患がみとめられないときの、不正な性器出血のことをいいます。
 多くの場合は、視床下部-間脳・下垂体-卵巣系の機能失調によるホルモン異常が原因ですが、血液疾患などが原因のこともあります。
 思春期や更年期に多く、おもにホルモン療法をおこないます。
 なお、排卵の前後に出血が起こる「排卵期出血(中間期出血)」というものがあります。これは排卵時の女性ホルモンの影響で少量の性器出血が起こるもので、病気ではありません。

(執筆・監修:東京大学大学院医学系研究科 准教授〔産婦人科学〕 原田 美由紀)
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