急性出血性結膜炎〔きゅうせいしゅっけつせいけつまくえん〕

[症状]
 感染後の潜伏期が非常に短く、18~36時間で発症します。結膜の強い充血と初期には点状出血があり、それが融合し、ひろがります。粘っこいめやにが出て、表層角膜炎のために異物感があることもあります。一般的に子どもには少なく成人に多い傾向があり、1年中起こりますが、冬、夏に流行します。
 この病気は、1969年6月ガーナのアクラ市に、眼球部分の結膜の出血を特徴とするきわめて流行性の強い結膜炎が発生し、全世界にひろがり、当時のアメリカの月ロケット「アポロ」にちなんで“アポロ病”とも呼ばれました。病原体はエンテロウイルス70、コクサッキーウイルスA24変異型です。

[治療]
 治療は流行性角結膜炎と同様です。治療によりすみやかに治癒しますが、伝染性が強いため、家庭内感染には十分気をつけなければなりません。通常2週間前後で治ります。
医師を探す