ドライアイ〔どらいあい〕
涙の分泌量が減ったり、量は十分でも涙の質が低下することによって、目の表面をうるおす力が低下した状態をドライアイといいます。目の乾燥感、異物感、まぶしさ、かすみ、めやに、痛み、灼熱感、不快感、眼精疲労が起こります。現在、日本ではオフィスワーカーの3人に1人がドライアイという報告もあり、年々増加傾向にあります。
また、シェーグレン症候群をはじめとする膠原(こうげん)病や天疱瘡(てんぽうそう)、熱傷、化学腐食などでしばしば重症ドライアイが起こることがあります。
治療は、点眼治療、具体的には人工涙液、ヒアルロン酸ナトリウム溶液、ドライアイ治療薬(ムチンや水分の分泌促進効果、ムチン産生効果)の点眼や、シリコーンプラグなどによる涙点閉鎖、特殊な眼鏡装用などがあります。重症例では、手術治療が必要になることもあります。
また、シェーグレン症候群をはじめとする膠原(こうげん)病や天疱瘡(てんぽうそう)、熱傷、化学腐食などでしばしば重症ドライアイが起こることがあります。
治療は、点眼治療、具体的には人工涙液、ヒアルロン酸ナトリウム溶液、ドライアイ治療薬(ムチンや水分の分泌促進効果、ムチン産生効果)の点眼や、シリコーンプラグなどによる涙点閉鎖、特殊な眼鏡装用などがあります。重症例では、手術治療が必要になることもあります。
(執筆・監修:慶應義塾大学 教授〔眼科〕 根岸 一乃)