頭頸部がんの再建

 口腔・咽頭(いんとう)・喉頭(こうとう)・上下顎・頸部(けいぶ)食道などに生じるがんをまとめて、頭頸部がんと呼びます。この部位のがんを手術で切除すると、食事や会話などの機能が障害されたり、顔面やあごの変形が生じたりすることがあります。
 患者さんができるだけ早く日常生活に復帰できるように、形成外科による再建をおこないます。

【治療】
 遊離組織移植術による再建が一般的な方法です。
 舌(ぜつ)がんの切除後には、腹部からの腹直筋(ふくちょくきん)皮弁や大腿部(太もも)からの皮弁を用いて再建をおこないます。
 咽頭や頸部食道の再建には、小腸の一部である空腸が用いられます。(移植による治療)。

(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)
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