褥瘡・難治性皮膚潰瘍〔じょくそう・なんじせいひふかいよう〕

 褥瘡は「床ずれ」ともいわれ、寝たきりの患者さんの臀部(でんぶ)、背部、大腿(だいたい)部などによく発生するもので、社会の高齢化とともに最近は急増しています。
 また、治療してもなかなか治らないような、皮膚や粘膜の部分的欠損は難治性潰瘍と呼ばれ、褥瘡のほかには、糖尿病や動脈硬化、感染などが誘因となって起こるものを含みます。


【治療】
 最近では、形成外科や皮膚科の分野で創傷に関する研究が進むとともに、創傷被覆材(そうしょうひふくざい)などの医療材料も大きく進歩しました。また、再生医療の応用など最新の治療を駆使すれば、かなりの程度まで治すことが可能となっています。特に、2010年に保険適用となった陰圧閉鎖療法により、多くの難治性皮膚潰瘍に対する治療成績が向上しました。
 しかしなお、これらの方法でも治らない患者さんに対しては、形成外科による手術が唯一の治療とみなされる場合も少なくありません。
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