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基礎研究に定評、多職種連携のパイオニア 開学50年で名称変更、2年目に―藤田医科大学
藤田医科大学は1968年、生化学研究者である藤田啓介総長が「独創一理(一人ひとりの創造力が、新しい時代を切り拓く力となり得る)」の建学の理念を掲げて創設した。当初から一貫して多職種連携教育を行うと同時に、基礎研究を重視した独…
サイエンスとアートの両面を重視 医療人材育成のカギ-高知大学医学部
高知大学医学部は、前身の高知医科大学として1976年に開学した。建学の精神は「敬天愛人」と「真理探究」。以来40年以上にわたって連綿と受け継がれてきた二つの精神を菅沼成文医学部長は、近代アメリカ医学の基礎を確立したウィリアム・…
人間形成に重点 面倒見の良さが際立つ-金沢医科大学
金沢医科大学は北陸地方の医師不足解消のため、日本海側唯一の私立医科大学として1972年に創設された。大学がある石川県内灘町は、金沢市のすぐ隣にあり、日本海に面する自然に恵まれた環境だ。「医師になる前に人格の陶冶(とうや)を目指…
研究力で世界をリード 産学連携を積極的に推進する-大阪大学医学部
大阪大学医学部の源流は、1838年に蘭学者の緒方洪庵が開いた適塾にさかのぼる。全国から集まった塾生の中には、福沢諭吉、大村益次郎、長與専斎、橋本左内など歴史に名を残す人物が数多くいた。自由闊達(かったつ)な学風や実力主義は、現…
リサーチマインドを育成 テクノロジー革命時代の医学教育-日本医科大学
日本医科大学は1876年に設立された医師養成学校「済生学舎」を前身とする日本最古の私立医科大学だ。開学以来140年以上の歴史の中で、細菌学者の野口英世をはじめとした名だたる医学者を世に送り出してきた。その精神はあらゆる分野で引…
世界的な研究者を輩出 基礎から臨床への橋渡し目指す―熊本大学医学部
熊本大学医学部は歴史をさかのぼると、1756年の医学寮「再春館」の創設に始まる。細菌学者で慶応義塾大学医学部を創設した北里柴三郎氏をはじめ、世界的な研究者を輩出してきた。全国の医療機関で活躍する臨床医も1万人を超える。こうした…
日本のリーダーとなる人材を育成 課題を見つけ、解決する力を養う-筑波大医学群医学類
筑波大学は東京教育大学を前身として100年以上の歴史を持つが、医学部にあたる医学専門学群が設立されたのは1973年で、全国の大学医学部の中では比較的新しい。これまでに専門医、医学教育者、医学研究者、保健・医療・福祉行政者など幅…
全国最多の開業医、病院長を輩出 人間味あふれる医師を育成―久留米大医学部
久留米大学医学部は、地域の臨床医を育てる教育方針のもと、1928年に九州医学専門学校として設立された。私立の医学部としては歴史が古く、開業医や病院の院長になった卒業生の数は、全国の医学部の中でも最多を誇る。内村直尚副学長・医学…
日本最小規模で県民の医療を担う アットホームで学閥がない―横浜市大医学部
横浜市立大学医学部は、1859年(安政6年)にヘボン式ローマ字の考案者として知られる米国の宣教医、ジェームス.C.ヘボンが横浜で医療活動を開始したのが源流と伝えられる。貿易港として栄えた横浜で、全国に先駆けて西洋医学が発達した。…
「何のため、誰のため」を問い続けて 地域から世界にはばたく―和歌山医大
和歌山県立医科大学は1945年、4年制の和歌山県立医学専門学校として発足、98年に海岸沿いにある現在の紀三井寺キャンパスに移転した。海と山に恵まれた風光明媚(めいび)な環境の中で、国公立大学では初のドクターヘリを導入して県民の…
神経再生で世界をリード 研究重視の地域密着―札幌医大
札幌医科大学は1950年、北海道立女子医学専門学校を前身に、戦後の新制医科大学の第1号として医学部医学科の単科で開学した。現在は保健医療学部も含めた北海道で唯一の公立医系総合大学として、地域医療の担い手を輩出している。 医学部…
地域社会のリーダーを育成 医師国試合格率は「日本一」―自治医大
へき地医療を担う医師の育成を目的として、1972年に自治医科大学が創設されて以来、自治医大は地域医療のリーダーを全国各地に送り出してきた。2012年に第3代目となる永井良三学長が就任してからは、へき地医療と総合医療の両方を担う…
臨床に高い評価-京都府立医大 地域医療に貢献する根強い精神
京都府立医科大学の創設は1872年(明治5年)にさかのぼる。明治維新に伴う東京遷都で人口が急減した京都を衰退から救う事業の一環として、西洋近代医療を施す病院を設立し、併せて近代医療教育を実践したのが始まりだ。設立当初から府民と…
「チーム医療」の先駆者 今も生きる建学の精神-岩手医大
岩手医科大学の歴史は私立岩手病院に医学講習所が開設された1897年までさかのぼる。この時に看護婦養成所と助産婦の学校を併設しており、祖父江憲治学長は、医師や看護婦、薬剤師らが協力して治療するチーム医療の「先鞭(せんべん)をつけ…
在宅医療で新たな取り組み 挑戦続ける愛知医科大学
佐藤啓二学長は愛知医科大学の新病院建設委員会の委員長を務めた。緩和ケア病棟を造りたかったが、「リーマン・ショック」などの影響があり、実現できなかった。「今でも残念だ」と言う。そこには、「大学で高度急性期医療、急性期医療だけを教…