厚生労働省は25日までに、18歳未満の子どものいない20~50代の男女が受け取る遺族厚生年金について、5年間の有期給付に見直す方向で調整に入った。現行制度は配偶者を亡くした妻は30歳以上であれば生涯にわたって給付されるが、妻と死別した夫は55歳未満だともらえない。共働き世帯が増加する中、男女間の格差を是正する。
 現在受給している人が不利益を被らないよう経過措置を設け、数十年かけて見直す。来年の通常国会に制度改正の関連法案を提出する方針。 (C)時事通信社