農林水産省は18日、牛の伝染病「ランピースキン病」が、国内で初めて福岡県の農場で確認されたと発表した。人には感染しないという。
 6日に福岡県の2農場で発生が確認され、18日までに福岡、熊本両県の計9農場で確認された。福岡県はまん延防止のため、近隣農場の牛を含めたワクチン接種を決めた。
 ランピースキン病はハエや蚊などが媒介し、牛の皮膚にしこりのようなものができたり、乳量が減ったりすることがある。ただ、死亡率は1~5%と低く、多くは自然に治癒する。 (C)時事通信社