介護初心者の紙おむつ選択 困りごとトップ3は「サイズ選び」「商品の違い」「何を買えばいいか分からない」
株式会社朝日新聞社
~「介護初心者 応援プロジェクト」アンケート結果~
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:角田克)が運営するサイト「なかまぁる」は、花王「リリーフ」と共同で「介護初心者 応援プロジェクト」を始めました。はきやすい・はかせやすい紙パンツを通じて、介護を始めたばかりの初心者も介護を受けるご家族も負担を減らし、それぞれが自分らしく、快適に過ごせるように応援していきます。2024年3~5月には、在宅介護をする介護初心者を対象に「排泄介助に関するアンケート」を実施しました。その結果をお知らせします。
調査は「介護初心者が戸惑うトイレ問題 排泄介助に関するアンケート」として朝日新聞社がインターネット上で実施。親や配偶者、祖父母などを在宅介護する子世代や配偶者の「介護初心者」を中心に400人から回答を得ました。
「尿漏れ」しない、本人が自分でもはきやすい、経済的な、ベストな組み合わせを探す介護初心者
紙おむつを初めて購入したり、使い始めたりする「介護初心者」が、最初に戸惑うことを質問(複数回答)しました。トップ3は、「どのサイズが合うのか分かりにくい」「商品ごとの違いが分かりにくい」「パンツタイプ、テープタイプ、尿とりパッドなど何を買えばいいか分からない」でした。尿漏れや尿失禁で、急きょ、紙パンツを代理で買いに行く家族にとって、どの紙パンツや尿とりパッドがフィットし、尿漏れもなく、はき心地がいのか、戸惑っている様子が浮かび上がりました。
一方、現在、利用する紙パンツを選んだ理由を質問(複数回答)すると、「1枚当たりの価格が安い」という答えが一番多く、「着脱しやすい」「使ってみてよかったから」が続きました。
そのうえで、紙パンツを日常的に利用されている家族にとってトイレに関わる介護で改善してほしいことを質問(複数回答)すると、課題が見えてきました。多かったのは、「ニオイの除去」「ストレスの軽減」「汚れたものの洗濯」でした。在宅介護をする介護者の負担感が高いことが分かります。
この家族の負担軽減のためには、まず消臭効果のある大人用おむつを選び、漏れてニオイが発生したり、汚れものの洗濯が出たりして心の余裕がなくならないように、紙パンツや尿とりパッドを上手に選んでトイレの自立が続くようにサポートしていきましょう。
TOPIC1. トイレ介助への負担感 76.8%の家族が感じる
【質問】あなたは、介護する家族のトイレに関わる介助についてどの程度負担に感じていますか。
「トイレに関わる介助」への負担感は、49.8%の人が「大いに感じている」と回答し、「少し感じている」という人を合わせると76.8%になりました。
自分の家で在宅介護サービスを受けながら暮らし続ける人が増えてきている一方、子世代の共働きや60代の就労者も増えてきています。こうした家族の負担軽減は、大きな社会課題でもあります。
TOPIC2. 困っているのは「ニオイ」「漏れ」「筋力低下」「洗濯」「経済負担」
【質問】あなたが、現在、トイレに関わる介護の中で困っていることを教えてください。(複数選択可能)
トイレに関わる介護で困っていることで、100人以上が選んだ選択肢をピックアップすると、「ニオイ(尿臭・便臭)」「尿や便で汚れた物の洗濯」といった介助や片付けに伴う負担感だけでなく、「紙おむつやパッドからの漏れ」といった最適な紙パンツや尿とりパッドの組み合わせや正しい装着ができていない様子がうかがえました。
「本人の筋力低下」「ズボンやパンツの上げ下ろし」といった選択肢は、「漏れ」につながる、利用する本人に関わる悩みや課題です。こうした点からも、在宅介護をする家族が困っていることが浮かび上がりました。家族の負担軽減には、トイレの自立を妨げるこうした課題を、どう補っていくかがポイントになります。
TOPIC3. 紙パンツ交換は朝夕2回か1日1回が多くを占める
【質問】あなたが介護する家族(介護を受ける側)は、現在、1枚の紙パンツをどの程度の頻度で交換しますか
紙パンツの交換頻度で多かったのは、「朝夕の2回」の150人、「1日1回」の146人でした。
TOPIC4. パッドを使わない理由に「当事者が装着できないから」という諦め?
【質問】「紙パンツのみを利用」する方の家族にお聞きします。「尿とりパッド」を併用していない理由を教えてください。(複数選択可能)
紙パンツのみを利用し、パッドを利用しない理由で一番多かったのが、「紙パンツだけで十分機能を果たすから」でした。また、「当事者が装着できないから」という人も多くいました。
アンケートからの導き
尿漏れ、尿失禁の頻度には個人差があります。一方で、尿漏れや尿失禁は、介護を受ける側の高齢者にとって、行動範囲を狭める原因になり、自信を失い、閉じこもりがちになることもあります。過度に容量の多い、厚めの紙パンツを選択するケースもあり、動きにくさにつながってしまうことがあります。
介護初心者はこの「壁」に戸惑ったり、試行錯誤していたり、諦めたりしている姿が浮かび上がりました。
このようなことを防ぐためには、状態に合った紙パンツ・尿とりパッドと出会うことや、パッドの正しいつけ方、経済的な交換が重要になってくることが分かりました。
【調査方法】
調査期間:2024年3月26日~5月19日
調査主体:朝日新聞社「なかまぁる」、花王「リリーフ」
調査方法:インターネットアンケート(「なかまぁる」記事の他、Google、Facebook、LINE広告等にて回答者を募集)
調査対象:介護初心者
有効回答:400件(人)
- アンケート回答者は、50代が198人、60代が163人で9割を占めています。また、自宅のトイレを利用している人が321人で8割を占め、軽度介護層の家族が多くを占めています。
- 花王のシニア用尿対策製品は、「紙おむつ」のカテゴリーの中に「紙パンツ(パンツタイプ)」「テープ式のおむつ(テープタイプ)」「尿とりパッド」があり、それを踏まえてアンケートの質問や選択肢を設定しています。
本アンケートでは、介護における選択についての詳細な質問に加え、家族の介護についての全般的な質問(介護で行っている具体的な内容やストレスを感じること)のほか、介護に関わるものを購入する時の費用負担や購買行動等についても聞きました。
■本アンケート結果や体感レポートを含む報告記事「介護初心者 応援プロジェクト」
https://nakamaaru.asahi.com/feature/11037176
体感レポートやアンケートの記事は6月~7月末にかけて3回にわたって上記サイトで公開していきます。
【なかまぁるについて】(https://nakamaaru.asahi.com/)
朝日新聞社のウェブメディア「なかまぁる」は、認知症や介護を巡る市井の人たちの課題や悩みに寄り添うスタイルで、情報発信をする課題解決型のウェブメディアです。
【花王リリーフについて】(https://www.kao.co.jp/relief/)
リリーフは、はきやすい・はかせやすいおむつを通して、少しでも介護をする人/される人の負担を減らし、それぞれが自分らしく、快適に過ごせる日々を支えます。
以上
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~「介護初心者 応援プロジェクト」アンケート結果~
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:角田克)が運営するサイト「なかまぁる」は、花王「リリーフ」と共同で「介護初心者 応援プロジェクト」を始めました。はきやすい・はかせやすい紙パンツを通じて、介護を始めたばかりの初心者も介護を受けるご家族も負担を減らし、それぞれが自分らしく、快適に過ごせるように応援していきます。2024年3~5月には、在宅介護をする介護初心者を対象に「排泄介助に関するアンケート」を実施しました。その結果をお知らせします。
調査は「介護初心者が戸惑うトイレ問題 排泄介助に関するアンケート」として朝日新聞社がインターネット上で実施。親や配偶者、祖父母などを在宅介護する子世代や配偶者の「介護初心者」を中心に400人から回答を得ました。
「尿漏れ」しない、本人が自分でもはきやすい、経済的な、ベストな組み合わせを探す介護初心者
紙おむつを初めて購入したり、使い始めたりする「介護初心者」が、最初に戸惑うことを質問(複数回答)しました。トップ3は、「どのサイズが合うのか分かりにくい」「商品ごとの違いが分かりにくい」「パンツタイプ、テープタイプ、尿とりパッドなど何を買えばいいか分からない」でした。尿漏れや尿失禁で、急きょ、紙パンツを代理で買いに行く家族にとって、どの紙パンツや尿とりパッドがフィットし、尿漏れもなく、はき心地がいのか、戸惑っている様子が浮かび上がりました。
一方、現在、利用する紙パンツを選んだ理由を質問(複数回答)すると、「1枚当たりの価格が安い」という答えが一番多く、「着脱しやすい」「使ってみてよかったから」が続きました。
そのうえで、紙パンツを日常的に利用されている家族にとってトイレに関わる介護で改善してほしいことを質問(複数回答)すると、課題が見えてきました。多かったのは、「ニオイの除去」「ストレスの軽減」「汚れたものの洗濯」でした。在宅介護をする介護者の負担感が高いことが分かります。
この家族の負担軽減のためには、まず消臭効果のある大人用おむつを選び、漏れてニオイが発生したり、汚れものの洗濯が出たりして心の余裕がなくならないように、紙パンツや尿とりパッドを上手に選んでトイレの自立が続くようにサポートしていきましょう。
TOPIC1. トイレ介助への負担感 76.8%の家族が感じる
【質問】あなたは、介護する家族のトイレに関わる介助についてどの程度負担に感じていますか。
「トイレに関わる介助」への負担感は、49.8%の人が「大いに感じている」と回答し、「少し感じている」という人を合わせると76.8%になりました。
自分の家で在宅介護サービスを受けながら暮らし続ける人が増えてきている一方、子世代の共働きや60代の就労者も増えてきています。こうした家族の負担軽減は、大きな社会課題でもあります。
TOPIC2. 困っているのは「ニオイ」「漏れ」「筋力低下」「洗濯」「経済負担」
【質問】あなたが、現在、トイレに関わる介護の中で困っていることを教えてください。(複数選択可能)
トイレに関わる介護で困っていることで、100人以上が選んだ選択肢をピックアップすると、「ニオイ(尿臭・便臭)」「尿や便で汚れた物の洗濯」といった介助や片付けに伴う負担感だけでなく、「紙おむつやパッドからの漏れ」といった最適な紙パンツや尿とりパッドの組み合わせや正しい装着ができていない様子がうかがえました。
「本人の筋力低下」「ズボンやパンツの上げ下ろし」といった選択肢は、「漏れ」につながる、利用する本人に関わる悩みや課題です。こうした点からも、在宅介護をする家族が困っていることが浮かび上がりました。家族の負担軽減には、トイレの自立を妨げるこうした課題を、どう補っていくかがポイントになります。
TOPIC3. 紙パンツ交換は朝夕2回か1日1回が多くを占める
【質問】あなたが介護する家族(介護を受ける側)は、現在、1枚の紙パンツをどの程度の頻度で交換しますか
紙パンツの交換頻度で多かったのは、「朝夕の2回」の150人、「1日1回」の146人でした。
TOPIC4. パッドを使わない理由に「当事者が装着できないから」という諦め?
【質問】「紙パンツのみを利用」する方の家族にお聞きします。「尿とりパッド」を併用していない理由を教えてください。(複数選択可能)
紙パンツのみを利用し、パッドを利用しない理由で一番多かったのが、「紙パンツだけで十分機能を果たすから」でした。また、「当事者が装着できないから」という人も多くいました。
アンケートからの導き
尿漏れ、尿失禁の頻度には個人差があります。一方で、尿漏れや尿失禁は、介護を受ける側の高齢者にとって、行動範囲を狭める原因になり、自信を失い、閉じこもりがちになることもあります。過度に容量の多い、厚めの紙パンツを選択するケースもあり、動きにくさにつながってしまうことがあります。
介護初心者はこの「壁」に戸惑ったり、試行錯誤していたり、諦めたりしている姿が浮かび上がりました。
このようなことを防ぐためには、状態に合った紙パンツ・尿とりパッドと出会うことや、パッドの正しいつけ方、経済的な交換が重要になってくることが分かりました。
【調査方法】
調査期間:2024年3月26日~5月19日
調査主体:朝日新聞社「なかまぁる」、花王「リリーフ」
調査方法:インターネットアンケート(「なかまぁる」記事の他、Google、Facebook、LINE広告等にて回答者を募集)
調査対象:介護初心者
有効回答:400件(人)
- アンケート回答者は、50代が198人、60代が163人で9割を占めています。また、自宅のトイレを利用している人が321人で8割を占め、軽度介護層の家族が多くを占めています。
- 花王のシニア用尿対策製品は、「紙おむつ」のカテゴリーの中に「紙パンツ(パンツタイプ)」「テープ式のおむつ(テープタイプ)」「尿とりパッド」があり、それを踏まえてアンケートの質問や選択肢を設定しています。
本アンケートでは、介護における選択についての詳細な質問に加え、家族の介護についての全般的な質問(介護で行っている具体的な内容やストレスを感じること)のほか、介護に関わるものを購入する時の費用負担や購買行動等についても聞きました。
■本アンケート結果や体感レポートを含む報告記事「介護初心者 応援プロジェクト」
https://nakamaaru.asahi.com/feature/11037176
体感レポートやアンケートの記事は6月~7月末にかけて3回にわたって上記サイトで公開していきます。
【なかまぁるについて】(https://nakamaaru.asahi.com/)
朝日新聞社のウェブメディア「なかまぁる」は、認知症や介護を巡る市井の人たちの課題や悩みに寄り添うスタイルで、情報発信をする課題解決型のウェブメディアです。
【花王リリーフについて】(https://www.kao.co.jp/relief/)
リリーフは、はきやすい・はかせやすいおむつを通して、少しでも介護をする人/される人の負担を減らし、それぞれが自分らしく、快適に過ごせる日々を支えます。
以上
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(2024/06/27 12:00)
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