7/27(土)NPO法人フードバンク仙台 年間活動報告会「インフレ下の「絶対的貧困」の拡大と食料寄付の減少にフードバンクはどう立ち向かうのか」開催のお知らせ
特定非営利活動法人フードバンク仙台
【活動報告会の概要】
タイトル:NPO法人フードバンク仙台 2023年度 活動報告会「インフレ下の「絶対的貧困」の拡大と食料寄付の減少にフードバンクはどう立ち向かうのか」
日時:2024年7月27日(土) 19時00分~20時30分 (18時30分開場)
場所:戦災復興記念館・第5会議室(住所:仙台市青葉区大町2丁目12−1)
およびzoom参加(ZOOMのURLは申し込み者にメールで送付)
内容:2023年度の活動報告、2024年4月から6月までの現状、インフレによって拡大する「絶対的貧困」、インフレによる食料寄付量の減少、2023年度から開始した農地プロジェクトの報告
参加費:無料
お申込み:事前申し込みが必要です。以下のリンク先からお申し込み下さい。
申し込みフォーム:(URL) https://forms.gle/rCwVHXhzAUrftWK69
主催:NPO法人フードバンク仙台
このたび、NPO法人フードバンク仙台に昨年度一年間に寄せられた相談の実態やフードバンク事業が直面する食品寄付の減少という課題、昨年から新たに開始した農地プロジェクトの報告などを行う2023年度活動報告会を開催いたします。
私達フードバンク仙台は、貧困と飢餓を無くすことを目的に活動しているNPO法人です。2020年5月に結成して以降、2024年3月末までに延べ約3万人の生活困窮者へ総計約62万食の食料を無償で提供してきました。昨年2023年度は延べ約2861世帯、述べ約4515人に食料を提供しています。私たちに寄せられる相談は深刻な事例が多く、水道・電気・ガス代の滞納で何らかのライフラインが停止している世帯や1日1食でしのいでいる世帯、家賃を支払えず退去通知が届いた世帯、3日以上何も食べていない一人暮らし世帯などが多数いらっしゃいます。今年1月と6月には、それぞれ「2週間ほど何も食べていない」という方からのSOSが寄せられ、緊急支援を行いました。
2023年度は2022年度に引き続き食料価格と光熱費の上昇が著しく、最低賃金水準で働くワーキングプア層、年金受給者、生活保護利用者等を中心に「飢餓」や「生存の危機」水準の絶対的貧困状態が広がっています。実際に2023年度に寄せられた相談をいくつかご紹介します。
<事例1.70代女性。一人暮らし>
年金が一月に均して六万五千円。家賃もかかり、部屋の設備が故障するなどの状況が重なり、貯金がなくなり、二週間ほどほとんど食事を取らずカレー粉を溶かして飲んでいる状態でフードバンク仙台に食料支援依頼。依頼時点で所持金は数百円もなく、次の年金支給日は一ヶ月近く先。→緊急度が高いため、1/19にスタッフが訪問を行い、2週間分の食料の支援と安否確認を行った。 足に不調があり、歩くことも困難だった。
<事例2. 20代男性、ひとり暮らし>
派遣会社に正社員として勤めていたが、パワハラや残業で夜中2時に帰るような生活でうつ病になってしまい退職。その後、様々な派遣の仕事を行うが、偏頭痛により働けず派遣を切られるなど不安定で、借金が増え、現在自己破産中。家族も医療費や介護費用などで余裕がなく、仕送りは期待できない。
<事例3.:40代女性、子ども1人と2人世帯>
派遣で働いている。電気代・ガス代・水道代はすべて滞納中で、毎回止まる→支払う→止まる…を繰り返している。生活の苦しさを誰にも相談できず、「生きていること自体がつらい」「でも子どもがいるから何とか生きていた」とおっしゃっていた。電気代節約のため、基本的に家で電気はつけない。朝は何も食べず、昼間は水分と飴だけで生活。夜ごはんだけ食べる。子どもには3食食べさせているが、物価高騰、エネルギー価格の高騰の影響もあり、子どもの食事量も減らさざるを得なくなっている。食事のレパートリーは基本的にもやし、納豆、豆腐、米のみ。
物価・光熱費が上昇する一方で、多くの人々の賃金は上がらず実質賃金が下がり続ける中、働いていても食事に困窮する世帯がさらに増加しています。また、生活保護や障害年金、老齢年金などの給付水準はこの物価上昇下でも変わっていないため、制度を利用していたとしても生活が苦しいという世帯も増加しています。
こうした厳しい状況に追い打ちをかけているのが、各支援団体への食料寄付の減少です。2023年の秋以降、食料価格高騰や気候変動による農作物の収量低下などが原因で、食料の寄付量が減少しています。これはフードバンク仙台だけでなく、全国の支援団体で共通している問題です。食料支援が減少し、食料支援自体が成り立たなくなれば、日本社会の飢餓状態の拡大に歯止めがかからなくなってしまいます。今回のイベントでは、2023年度のフードバンク仙台の活動報告を通して、上記のような厳しい現状や課題を紹介し、日本に今必要な貧困対策・困窮者支援について考える機会にしたいと思います。また、食品価格の高騰に対応した当団体の農地での野菜作りの試みや、当団体への食品寄付の具体的なやり方などもご紹介させていただきます。
現在の社会の貧困の実情を多くの方々に知っていただくために、ぜひ貴社媒体でもお取り上げくださいますようお願い申し上げます。
食料支援活動の一日の流れ
仙台市若林区の農地をお借りしての野菜作り(農地プロジェクト)のボランティアの様子
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【活動報告会の概要】
タイトル:NPO法人フードバンク仙台 2023年度 活動報告会「インフレ下の「絶対的貧困」の拡大と食料寄付の減少にフードバンクはどう立ち向かうのか」
日時:2024年7月27日(土) 19時00分~20時30分 (18時30分開場)
場所:戦災復興記念館・第5会議室(住所:仙台市青葉区大町2丁目12−1)
およびzoom参加(ZOOMのURLは申し込み者にメールで送付)
内容:2023年度の活動報告、2024年4月から6月までの現状、インフレによって拡大する「絶対的貧困」、インフレによる食料寄付量の減少、2023年度から開始した農地プロジェクトの報告
参加費:無料
お申込み:事前申し込みが必要です。以下のリンク先からお申し込み下さい。
申し込みフォーム:(URL) https://forms.gle/rCwVHXhzAUrftWK69
主催:NPO法人フードバンク仙台
このたび、NPO法人フードバンク仙台に昨年度一年間に寄せられた相談の実態やフードバンク事業が直面する食品寄付の減少という課題、昨年から新たに開始した農地プロジェクトの報告などを行う2023年度活動報告会を開催いたします。
私達フードバンク仙台は、貧困と飢餓を無くすことを目的に活動しているNPO法人です。2020年5月に結成して以降、2024年3月末までに延べ約3万人の生活困窮者へ総計約62万食の食料を無償で提供してきました。昨年2023年度は延べ約2861世帯、述べ約4515人に食料を提供しています。私たちに寄せられる相談は深刻な事例が多く、水道・電気・ガス代の滞納で何らかのライフラインが停止している世帯や1日1食でしのいでいる世帯、家賃を支払えず退去通知が届いた世帯、3日以上何も食べていない一人暮らし世帯などが多数いらっしゃいます。今年1月と6月には、それぞれ「2週間ほど何も食べていない」という方からのSOSが寄せられ、緊急支援を行いました。
2023年度は2022年度に引き続き食料価格と光熱費の上昇が著しく、最低賃金水準で働くワーキングプア層、年金受給者、生活保護利用者等を中心に「飢餓」や「生存の危機」水準の絶対的貧困状態が広がっています。実際に2023年度に寄せられた相談をいくつかご紹介します。
<事例1.70代女性。一人暮らし>
年金が一月に均して六万五千円。家賃もかかり、部屋の設備が故障するなどの状況が重なり、貯金がなくなり、二週間ほどほとんど食事を取らずカレー粉を溶かして飲んでいる状態でフードバンク仙台に食料支援依頼。依頼時点で所持金は数百円もなく、次の年金支給日は一ヶ月近く先。→緊急度が高いため、1/19にスタッフが訪問を行い、2週間分の食料の支援と安否確認を行った。 足に不調があり、歩くことも困難だった。
<事例2. 20代男性、ひとり暮らし>
派遣会社に正社員として勤めていたが、パワハラや残業で夜中2時に帰るような生活でうつ病になってしまい退職。その後、様々な派遣の仕事を行うが、偏頭痛により働けず派遣を切られるなど不安定で、借金が増え、現在自己破産中。家族も医療費や介護費用などで余裕がなく、仕送りは期待できない。
<事例3.:40代女性、子ども1人と2人世帯>
派遣で働いている。電気代・ガス代・水道代はすべて滞納中で、毎回止まる→支払う→止まる…を繰り返している。生活の苦しさを誰にも相談できず、「生きていること自体がつらい」「でも子どもがいるから何とか生きていた」とおっしゃっていた。電気代節約のため、基本的に家で電気はつけない。朝は何も食べず、昼間は水分と飴だけで生活。夜ごはんだけ食べる。子どもには3食食べさせているが、物価高騰、エネルギー価格の高騰の影響もあり、子どもの食事量も減らさざるを得なくなっている。食事のレパートリーは基本的にもやし、納豆、豆腐、米のみ。
物価・光熱費が上昇する一方で、多くの人々の賃金は上がらず実質賃金が下がり続ける中、働いていても食事に困窮する世帯がさらに増加しています。また、生活保護や障害年金、老齢年金などの給付水準はこの物価上昇下でも変わっていないため、制度を利用していたとしても生活が苦しいという世帯も増加しています。
こうした厳しい状況に追い打ちをかけているのが、各支援団体への食料寄付の減少です。2023年の秋以降、食料価格高騰や気候変動による農作物の収量低下などが原因で、食料の寄付量が減少しています。これはフードバンク仙台だけでなく、全国の支援団体で共通している問題です。食料支援が減少し、食料支援自体が成り立たなくなれば、日本社会の飢餓状態の拡大に歯止めがかからなくなってしまいます。今回のイベントでは、2023年度のフードバンク仙台の活動報告を通して、上記のような厳しい現状や課題を紹介し、日本に今必要な貧困対策・困窮者支援について考える機会にしたいと思います。また、食品価格の高騰に対応した当団体の農地での野菜作りの試みや、当団体への食品寄付の具体的なやり方などもご紹介させていただきます。
現在の社会の貧困の実情を多くの方々に知っていただくために、ぜひ貴社媒体でもお取り上げくださいますようお願い申し上げます。
食料支援活動の一日の流れ
仙台市若林区の農地をお借りしての野菜作り(農地プロジェクト)のボランティアの様子
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(2024/07/02 10:00)
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