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厳しい熱帯夜続く今年の夏、日本全体が寝不足気味 「今年の夏、睡眠に満足していない」69% 睡眠時のエアコン電気代&活用術、世代別!睡眠時の注意ポイントをエアコンと睡眠のプロが解説
パナソニック株式会社
気象庁の夏の天候の見通しによれば、今年の夏は全国の平均気温が1898年の統計開始以降最高を更新した昨夏並みか、それ以上の猛暑になる可能性もあると発表しており、熱帯夜にも注意が必要です。熱中症の約4割は夜間・睡眠中に発生しており、夜間の熱中症(睡眠熱中症)予防も欠かせません。 この度、パナソニック株式会社では、今夏の睡眠満足度に関する実態調査を実施するとともに、睡眠時のエアコン電気代&活用術や世代別睡眠時の注意ポイントをご紹介します。
【本リリースサマリー】
今夏の睡眠満足度に関する実態調査
・「今年の夏、睡眠に満足していない」69%
・「夏の睡眠を妨げる要因」、1位「暑さ」75%、2位「湿気」42%、3位「ストレス」34%
・「今年の夏、暑さで寝苦しいことがある」77%
・「睡眠時のエアコンを控える理由」、1位は「電気代がかかるから」63%
パナソニック エアーマイスター兼睡眠改善インストラクターが睡眠時のエアコン電気代&活用術、子ども・成人・シニア世代別睡眠時の注意ポイントを解説
・小学生では69%が、中学・高校生は63%が推奨睡眠時間よりも少ない
・働きざかりの20代~40代の約4割が「寝だめ」傾向、平日の起床時間との差が2時間以上
・60代の約3割が30分以上の昼寝…昼寝のしすぎに注意
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今夏の睡眠満足度「今年の夏、睡眠に満足していない」69%
「暑さで寝苦しいことがある」77%
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はじめに、今年の夏の睡眠の満足度についてたずねたところ、「まったく満足していない」(20%)、「あまり満足していない」(49%)と、69%が満足していないことがわかりました。
睡眠を妨げる要因については、「暑さ」が圧倒的に多く75%、つづいて「湿気」(42%)、「ストレス」(34%)という結果になりました。
「今年の夏、暑さで寝苦しいことはありますか?」という質問では、「頻繁にある」(21%)、「時々ある」(56%)と77%が「ある」と回答しています。暑さによる寝苦しさを反映してか、睡眠時のエアコンの利用状況については、「オフタイマーを設定して睡眠時から一定の時間使用する」が最多の37 %、つづいて「一晩中つけっぱなし」が34%と、多くの方が積極的に使用していることがわかりました。一方で、「つけたり消したりする」(13%)、「使用しない」(12%)と、一定数の方はエアコンの使用に消極的なようです。
エアコンをつけっぱなしで利用しない理由については、「電気代がかかるから」(63%)、「冷えすぎるから」(47%)、「体に悪いと思うから」(23%)が上位の結果となりました。
暑さによる寝苦しさを感じる方が多い一方で、特に電気代を気にしてエアコン利用に消極的な方も一定数いる夏の睡眠。
パナソニック エアーマイスター兼睡眠改善インストラクター 福田風子が睡眠時のエアコン活用術と、世代別の睡眠注意ポイントを解説します。
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パナソニック エアーマイスター兼睡眠改善インストラクターが解説
睡眠時のエアコン電気代を検証!“朝までつけっぱなし”の電気代は約23円
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■睡眠時のエアコン電気代を検証!“朝までつけっぱなし”の電気代は約23円
夏の夜間のエアコン使用における消費電力量は日中よりも少ない!?
快眠環境づくりのためには、冷えすぎない温度で朝までつけっぱなしがおすすめです。
しかし、つけっぱなしにするのは電気代が気になるという方も多いはず。そこで、パナソニックエオリアユーザーの実際の利用状況から、夏の夜間にエアコンを“朝までつけっぱなし”にしたときの消費電力量を検証しました。
20時以降に冷房をつけているエアコンのデータから、1時間当たりの消費電力(冷房時)を算出したところ平均92Wで、8時間使用した場合は約23円の計算になります。(電気料金目安単価31円/kWh、エオリア PXシリーズ夜間冷房ログデータより)
当社試験※1において同じエアコンの設定でも外気温35℃に比べ、外気温30℃の場合には消費電力が52%ほどと、約半分近くとなることがわかり、外気温の低い夜間は日中に比べて電気代が大きく下がることになります。これは、エアコンは外気温と設定温度の差が大きいほど、消費電力量が多くなるためです。数字は機器や環境により異なりますが、少なくとも夜間は昼間よりは電気代はかかりません。
さらに、当社試験※2において「3時間の切タイマー運転」と「つけっぱなし運転」を比べたところ、「つけっぱなし運転」は夜中に目が覚めてしまう回数とその時間が少ないことがわかりました。
夜間は日中に比べ電気代がかからない上に、「つけっぱなし運転」の場合は夜中に目覚めてしまう回数や時間も少ないことから、暑さで寝苦しい時には夜間でもエアコンを「つけっぱなし」で使用することをおすすめします。
※1 当社測定基準による。CS-X403D2、当社環境試験室(14畳)外気温35℃時の平均消費電力302Wと外気温30℃時の平均消費電力157Wとの比較。
※2 2021年8月 和洋女子大学 水野 一枝准教授と弊社との共同研究において実施、対象者:健康な一般男女20名(年代20~50)条件:快眠環境運転/一定温度で連続運転/3時間で切タイマーを設定を実施いただき、それぞれの条件間における生理/心理指標の有意差検定を実施
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エアコンと睡眠のプロが教える熱帯夜の快眠マニュアル
エアコンを使った快眠環境づくりのコツ4選
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1. エアコンは寝室に入る30分前にON、上に向けて風をあてておく
一般的には、室温26~28℃が心地よく眠れる環境だといわれていますが、温度同様に重要なのはエアコンを運転させるタイミング。ついやりがちな間違いが、布団に入ったタイミングでスイッチを入れること。日中に室内に溜め込んだ熱が、夜になっても天井や壁にこもっているため寝るタイミングでエアコンをつけても、室温が下がるまでに時間がかかることがあります。寝室に入る30分前にエアコンをONにし、上に向けて風をあてておくのが、効率よく良い睡眠環境を作るコツです。
2. タイマーは設定せず、設定温度は26℃~28℃に
快適な寝室環境を保つには、冷房モードで設定温度を26~28℃にするか、除湿モードに。
前述の通り、特に熱帯夜は途中で運転を停止する設定にはせずに、冷えすぎない温度で朝までつけっぱなしにしましょう。途中で運転を停止してしまうと、その後室温が上がると共に寝苦しくなり途中で目覚めてしまう原因になります。
3. 湿度は60%以下に保つ
睡眠は「深部体温」が深く関係し、手足から放熱することで深部体温が下がると、眠気がおとずれます。室温や湿度が高いと手足からの放熱が妨げられ、深部体温が下がりにくくなるため、寝苦しくなりがちです。夏場は、寝室の温度だけでなく湿度にも注意しましょう。寝室の湿度は60%以下に保つことが重要です。
湿度が高い時はエアコンの温度を下げる、または、エアコンを除湿運転する、といった対応をおすすめします。
4. 扇風機との併用使いのすすめ
エアコンの風が苦手という人も多くいるかもしれません。そういった方は温度を下げすぎてしまっていることも考えられます。エアコンの温度設定は下げすぎず、ただ、どうしても室温が高くて寝入りが悪いという方は、扇風機を併用することもお勧めです。その際は、表面に太い血管の通っている足首あたりに風を当てると深部体温が下がりやすく眠りに適した環境になります。
【NGポイント】
ただし、風を体の1ヶ所だけに長時間あてつづけるのは体が冷えすぎてしまう可能性があるのでNGです。扇風機を長時間使う場合には、壁側に向けて跳ね返ってきたやさしい風が足元にあたるように工夫しましょう。
■睡眠のプロが教える熱帯夜の快眠マニュアル
寝苦しい夏に役立つ6つの快眠ワザについてはこちら
https://panasonic.jp/life/sleep/180002.html
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子ども・成人・シニア世代別!睡眠時の注意ポイント
働きざかり世代の約4割が休日に2時間以上の「寝だめ」
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厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を元に、世代別の睡眠時の注意ポイントを解説します。
1.子ども世代
小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間を参考に睡眠時間を確保することが推奨されています。しかし、小学生と中学・高校生のお子様の睡眠時間について調査を行ったところ、小学生では69%が、中学・高校生は63%が推奨睡眠時間よりも少ないことがわかりました。
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると睡眠時間が不足することによって健康リスクとなること、集中力が低下すること、幸福感や生活の質(QOL)が低下する可能性があることが報告されており、子どもの心身の健康のためには、適切な睡眠時間を確保することが大切です。子どもは周囲の家族など、大人の生活リズムに合わせて夜更かしや朝寝坊をしてしまい、気づかないうちに睡眠不足になりがちです。睡眠時間を確保するためにも、以下の3つのポイントに留意しましょう。
1.起床後から日中にかけて太陽の光を浴びる(曇天でも屋外では十分な照度があるため、朝目覚めたらカーテンを開けて目に外の光を取り入れることが大切)
2.朝食をしっかりとる
3.就寝前のテレビやスマホなどの強い光は眠りの大きな妨げになるため使用を控える
2.成人世代
働きざかりの成人世代では、適正な睡眠時間には個人差がありますが、6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保することが推奨されています。
働く世代は生活リズムの乱れ、寝る前のお酒や消化の悪い脂肪分の多い食事などの食生活が原因で睡眠環境が悪化するケースが多いため、注意が必要です。そして、働く世代で特に注意したいのが、休日の「寝だめ」です。平日の睡眠不足(睡眠負債)を、休日に取り戻そうと長い睡眠時間を確保する「寝だめ」の習慣がある人は少なくありませんが、平日の疲れ解消のために少し遅く起きるのは問題ありませんが、平日の起床時間との差が2時間以上になるなど寝すぎはNGです。
今回この「寝だめ」について世代別に調査したところ、働きざかりの20代~40代において顕著に「寝だめ」の傾向が見られ、約4割の方が平日の起床時間との差が2時間以上あることがわかりました。20代では、約2割が平日の起床時間との差が3時間以上と回答しており、特に「寝だめ」傾向が高いことがわかります。
この週末の眠りの取り戻しは、社会的時差ボケ(Social Jetlag)とも呼ばれます。平日と休日の就寝・起床時刻のズレは体内リズムの乱れを引き起こし、日中眠くなったり、眠りたい時間に眠れなくなったりしてしまうことがあります。休日に長時間の睡眠が必要な場合は、平日の睡眠時間が不足しているサインであり、平日に十分な睡眠時間を確保できるよう、睡眠習慣を見直す必要があります。平日の睡眠時間の確保が難しい場合には15時前までに20分程度の昼寝習慣を取り入れて、睡眠不足を補うことをおすすめします。
3.シニア世代
シニア世代においては、長い床上時間は健康リスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないことを目安に、必要な睡眠時間を確保することが推奨されています。
特に気をつけるべきは、昼寝です。長い昼寝は夜中に目が覚めるなど夜間の良眠を妨げるため、日中は長時間の昼寝は避け、活動的に過ごしましょう。
今回、60代の昼寝について調査したところ、約3割が昼寝を30分以上することがわかりました。昼寝の際には15時よりも前に30分以内の仮眠で済ませましょう。(個人差はありますが、一般的に年齢によって昼寝の時間にも差があり、若年成人では20分程度、高齢者は30分程度を目安にしましょう。)また、朝起きた時にしっかり光を浴びる、規則正しい食事、眠くないのに早くに布団に入らないようにするなどして、睡眠の質を高めましょう。
出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/index.html
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睡眠中に暑さ・寒さで目が覚めてしまう方におすすめ
“快眠環境運転”搭載のPXシリーズ
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睡眠中暑さ・寒さで目が覚めてしまうという方には、「快眠環境運転」を搭載しているパナソニックの寝室用エアコン「エオリアスリープ」PXシリーズをオススメします。
■ベッドサイドセンサーと連携した「快眠環境運転」
寝室用エアコン「エオリアスリープ」PXシリーズの最大の特長は、ベッドサイドセンサーです。これまでのエアコンは、本体センサーで検知した温度をもとに部屋を快適な状態に制御していました。しかし、住宅性能や外気温、家具の配置など、様々な部屋の状況によって、設定温度と実際に人が寝ているベッド付近の温度に差が生まれ、寝ている間の温度環境が合わないことがありました。より快適な睡眠環境を作るためには、従来のエアコン本体のセンサーではなく、利用者のそばに寄り添い緻密に温度を検知する枕元のセンサーが必要だったのです。エオリアスリープの「快眠環境運転」は、ベッドサイドセンサーと連携し、身体が心地よく感じる温度を睡眠の経過時間ごとに制御します。
■寝室用エアコン「エオリアスリープ」の詳細はこちら
https://panasonic.jp/aircon/PX.html
【パナソニック エアーマイスター /睡眠改善インストラクター・睡眠健康指導士上級 福田 風子】
パナソニック株式会社
空質空調社 日本マーケティングセンター 空気事業マーケティング統括部
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
■パナソニック エアコン「Eolia(エオリア)」は、「熱中症ゼロへ」プロジェクト公式エアコンに認定されています。「熱中症ゼロへ」とは、熱中症にかかる方を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指すプロジェクトです。
https://panasonic.jp/aircon/contents/zero_heatstroke.html
■「2024年 今夏の睡眠満足度に関する実態調査」概要
●調査地域:全国
●調査期間:2024年6月14日~6月21日/5月20日~5月26日
●調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
●調査対象:エアコンを所有している20~60代の男女
●有効回答:541名(男性:287名、女性:254名)/555名(男性:254名、女性:301名)
※調査結果を引用いただく際はパナソニック「エオリア」調べを引用元として記載ください。
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気象庁の夏の天候の見通しによれば、今年の夏は全国の平均気温が1898年の統計開始以降最高を更新した昨夏並みか、それ以上の猛暑になる可能性もあると発表しており、熱帯夜にも注意が必要です。熱中症の約4割は夜間・睡眠中に発生しており、夜間の熱中症(睡眠熱中症)予防も欠かせません。 この度、パナソニック株式会社では、今夏の睡眠満足度に関する実態調査を実施するとともに、睡眠時のエアコン電気代&活用術や世代別睡眠時の注意ポイントをご紹介します。
【本リリースサマリー】
今夏の睡眠満足度に関する実態調査
・「今年の夏、睡眠に満足していない」69%
・「夏の睡眠を妨げる要因」、1位「暑さ」75%、2位「湿気」42%、3位「ストレス」34%
・「今年の夏、暑さで寝苦しいことがある」77%
・「睡眠時のエアコンを控える理由」、1位は「電気代がかかるから」63%
パナソニック エアーマイスター兼睡眠改善インストラクターが睡眠時のエアコン電気代&活用術、子ども・成人・シニア世代別睡眠時の注意ポイントを解説
・小学生では69%が、中学・高校生は63%が推奨睡眠時間よりも少ない
・働きざかりの20代~40代の約4割が「寝だめ」傾向、平日の起床時間との差が2時間以上
・60代の約3割が30分以上の昼寝…昼寝のしすぎに注意
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今夏の睡眠満足度「今年の夏、睡眠に満足していない」69%
「暑さで寝苦しいことがある」77%
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はじめに、今年の夏の睡眠の満足度についてたずねたところ、「まったく満足していない」(20%)、「あまり満足していない」(49%)と、69%が満足していないことがわかりました。
睡眠を妨げる要因については、「暑さ」が圧倒的に多く75%、つづいて「湿気」(42%)、「ストレス」(34%)という結果になりました。
「今年の夏、暑さで寝苦しいことはありますか?」という質問では、「頻繁にある」(21%)、「時々ある」(56%)と77%が「ある」と回答しています。暑さによる寝苦しさを反映してか、睡眠時のエアコンの利用状況については、「オフタイマーを設定して睡眠時から一定の時間使用する」が最多の37 %、つづいて「一晩中つけっぱなし」が34%と、多くの方が積極的に使用していることがわかりました。一方で、「つけたり消したりする」(13%)、「使用しない」(12%)と、一定数の方はエアコンの使用に消極的なようです。
エアコンをつけっぱなしで利用しない理由については、「電気代がかかるから」(63%)、「冷えすぎるから」(47%)、「体に悪いと思うから」(23%)が上位の結果となりました。
暑さによる寝苦しさを感じる方が多い一方で、特に電気代を気にしてエアコン利用に消極的な方も一定数いる夏の睡眠。
パナソニック エアーマイスター兼睡眠改善インストラクター 福田風子が睡眠時のエアコン活用術と、世代別の睡眠注意ポイントを解説します。
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パナソニック エアーマイスター兼睡眠改善インストラクターが解説
睡眠時のエアコン電気代を検証!“朝までつけっぱなし”の電気代は約23円
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■睡眠時のエアコン電気代を検証!“朝までつけっぱなし”の電気代は約23円
夏の夜間のエアコン使用における消費電力量は日中よりも少ない!?
快眠環境づくりのためには、冷えすぎない温度で朝までつけっぱなしがおすすめです。
しかし、つけっぱなしにするのは電気代が気になるという方も多いはず。そこで、パナソニックエオリアユーザーの実際の利用状況から、夏の夜間にエアコンを“朝までつけっぱなし”にしたときの消費電力量を検証しました。
20時以降に冷房をつけているエアコンのデータから、1時間当たりの消費電力(冷房時)を算出したところ平均92Wで、8時間使用した場合は約23円の計算になります。(電気料金目安単価31円/kWh、エオリア PXシリーズ夜間冷房ログデータより)
当社試験※1において同じエアコンの設定でも外気温35℃に比べ、外気温30℃の場合には消費電力が52%ほどと、約半分近くとなることがわかり、外気温の低い夜間は日中に比べて電気代が大きく下がることになります。これは、エアコンは外気温と設定温度の差が大きいほど、消費電力量が多くなるためです。数字は機器や環境により異なりますが、少なくとも夜間は昼間よりは電気代はかかりません。
さらに、当社試験※2において「3時間の切タイマー運転」と「つけっぱなし運転」を比べたところ、「つけっぱなし運転」は夜中に目が覚めてしまう回数とその時間が少ないことがわかりました。
夜間は日中に比べ電気代がかからない上に、「つけっぱなし運転」の場合は夜中に目覚めてしまう回数や時間も少ないことから、暑さで寝苦しい時には夜間でもエアコンを「つけっぱなし」で使用することをおすすめします。
※1 当社測定基準による。CS-X403D2、当社環境試験室(14畳)外気温35℃時の平均消費電力302Wと外気温30℃時の平均消費電力157Wとの比較。
※2 2021年8月 和洋女子大学 水野 一枝准教授と弊社との共同研究において実施、対象者:健康な一般男女20名(年代20~50)条件:快眠環境運転/一定温度で連続運転/3時間で切タイマーを設定を実施いただき、それぞれの条件間における生理/心理指標の有意差検定を実施
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エアコンと睡眠のプロが教える熱帯夜の快眠マニュアル
エアコンを使った快眠環境づくりのコツ4選
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1. エアコンは寝室に入る30分前にON、上に向けて風をあてておく
一般的には、室温26~28℃が心地よく眠れる環境だといわれていますが、温度同様に重要なのはエアコンを運転させるタイミング。ついやりがちな間違いが、布団に入ったタイミングでスイッチを入れること。日中に室内に溜め込んだ熱が、夜になっても天井や壁にこもっているため寝るタイミングでエアコンをつけても、室温が下がるまでに時間がかかることがあります。寝室に入る30分前にエアコンをONにし、上に向けて風をあてておくのが、効率よく良い睡眠環境を作るコツです。
2. タイマーは設定せず、設定温度は26℃~28℃に
快適な寝室環境を保つには、冷房モードで設定温度を26~28℃にするか、除湿モードに。
前述の通り、特に熱帯夜は途中で運転を停止する設定にはせずに、冷えすぎない温度で朝までつけっぱなしにしましょう。途中で運転を停止してしまうと、その後室温が上がると共に寝苦しくなり途中で目覚めてしまう原因になります。
3. 湿度は60%以下に保つ
睡眠は「深部体温」が深く関係し、手足から放熱することで深部体温が下がると、眠気がおとずれます。室温や湿度が高いと手足からの放熱が妨げられ、深部体温が下がりにくくなるため、寝苦しくなりがちです。夏場は、寝室の温度だけでなく湿度にも注意しましょう。寝室の湿度は60%以下に保つことが重要です。
湿度が高い時はエアコンの温度を下げる、または、エアコンを除湿運転する、といった対応をおすすめします。
4. 扇風機との併用使いのすすめ
エアコンの風が苦手という人も多くいるかもしれません。そういった方は温度を下げすぎてしまっていることも考えられます。エアコンの温度設定は下げすぎず、ただ、どうしても室温が高くて寝入りが悪いという方は、扇風機を併用することもお勧めです。その際は、表面に太い血管の通っている足首あたりに風を当てると深部体温が下がりやすく眠りに適した環境になります。
【NGポイント】
ただし、風を体の1ヶ所だけに長時間あてつづけるのは体が冷えすぎてしまう可能性があるのでNGです。扇風機を長時間使う場合には、壁側に向けて跳ね返ってきたやさしい風が足元にあたるように工夫しましょう。
■睡眠のプロが教える熱帯夜の快眠マニュアル
寝苦しい夏に役立つ6つの快眠ワザについてはこちら
https://panasonic.jp/life/sleep/180002.html
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子ども・成人・シニア世代別!睡眠時の注意ポイント
働きざかり世代の約4割が休日に2時間以上の「寝だめ」
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厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を元に、世代別の睡眠時の注意ポイントを解説します。
1.子ども世代
小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間を参考に睡眠時間を確保することが推奨されています。しかし、小学生と中学・高校生のお子様の睡眠時間について調査を行ったところ、小学生では69%が、中学・高校生は63%が推奨睡眠時間よりも少ないことがわかりました。
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると睡眠時間が不足することによって健康リスクとなること、集中力が低下すること、幸福感や生活の質(QOL)が低下する可能性があることが報告されており、子どもの心身の健康のためには、適切な睡眠時間を確保することが大切です。子どもは周囲の家族など、大人の生活リズムに合わせて夜更かしや朝寝坊をしてしまい、気づかないうちに睡眠不足になりがちです。睡眠時間を確保するためにも、以下の3つのポイントに留意しましょう。
1.起床後から日中にかけて太陽の光を浴びる(曇天でも屋外では十分な照度があるため、朝目覚めたらカーテンを開けて目に外の光を取り入れることが大切)
2.朝食をしっかりとる
3.就寝前のテレビやスマホなどの強い光は眠りの大きな妨げになるため使用を控える
2.成人世代
働きざかりの成人世代では、適正な睡眠時間には個人差がありますが、6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保することが推奨されています。
働く世代は生活リズムの乱れ、寝る前のお酒や消化の悪い脂肪分の多い食事などの食生活が原因で睡眠環境が悪化するケースが多いため、注意が必要です。そして、働く世代で特に注意したいのが、休日の「寝だめ」です。平日の睡眠不足(睡眠負債)を、休日に取り戻そうと長い睡眠時間を確保する「寝だめ」の習慣がある人は少なくありませんが、平日の疲れ解消のために少し遅く起きるのは問題ありませんが、平日の起床時間との差が2時間以上になるなど寝すぎはNGです。
今回この「寝だめ」について世代別に調査したところ、働きざかりの20代~40代において顕著に「寝だめ」の傾向が見られ、約4割の方が平日の起床時間との差が2時間以上あることがわかりました。20代では、約2割が平日の起床時間との差が3時間以上と回答しており、特に「寝だめ」傾向が高いことがわかります。
この週末の眠りの取り戻しは、社会的時差ボケ(Social Jetlag)とも呼ばれます。平日と休日の就寝・起床時刻のズレは体内リズムの乱れを引き起こし、日中眠くなったり、眠りたい時間に眠れなくなったりしてしまうことがあります。休日に長時間の睡眠が必要な場合は、平日の睡眠時間が不足しているサインであり、平日に十分な睡眠時間を確保できるよう、睡眠習慣を見直す必要があります。平日の睡眠時間の確保が難しい場合には15時前までに20分程度の昼寝習慣を取り入れて、睡眠不足を補うことをおすすめします。
3.シニア世代
シニア世代においては、長い床上時間は健康リスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないことを目安に、必要な睡眠時間を確保することが推奨されています。
特に気をつけるべきは、昼寝です。長い昼寝は夜中に目が覚めるなど夜間の良眠を妨げるため、日中は長時間の昼寝は避け、活動的に過ごしましょう。
今回、60代の昼寝について調査したところ、約3割が昼寝を30分以上することがわかりました。昼寝の際には15時よりも前に30分以内の仮眠で済ませましょう。(個人差はありますが、一般的に年齢によって昼寝の時間にも差があり、若年成人では20分程度、高齢者は30分程度を目安にしましょう。)また、朝起きた時にしっかり光を浴びる、規則正しい食事、眠くないのに早くに布団に入らないようにするなどして、睡眠の質を高めましょう。
出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/index.html
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睡眠中に暑さ・寒さで目が覚めてしまう方におすすめ
“快眠環境運転”搭載のPXシリーズ
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睡眠中暑さ・寒さで目が覚めてしまうという方には、「快眠環境運転」を搭載しているパナソニックの寝室用エアコン「エオリアスリープ」PXシリーズをオススメします。
■ベッドサイドセンサーと連携した「快眠環境運転」
寝室用エアコン「エオリアスリープ」PXシリーズの最大の特長は、ベッドサイドセンサーです。これまでのエアコンは、本体センサーで検知した温度をもとに部屋を快適な状態に制御していました。しかし、住宅性能や外気温、家具の配置など、様々な部屋の状況によって、設定温度と実際に人が寝ているベッド付近の温度に差が生まれ、寝ている間の温度環境が合わないことがありました。より快適な睡眠環境を作るためには、従来のエアコン本体のセンサーではなく、利用者のそばに寄り添い緻密に温度を検知する枕元のセンサーが必要だったのです。エオリアスリープの「快眠環境運転」は、ベッドサイドセンサーと連携し、身体が心地よく感じる温度を睡眠の経過時間ごとに制御します。
■寝室用エアコン「エオリアスリープ」の詳細はこちら
https://panasonic.jp/aircon/PX.html
【パナソニック エアーマイスター /睡眠改善インストラクター・睡眠健康指導士上級 福田 風子】
パナソニック株式会社
空質空調社 日本マーケティングセンター 空気事業マーケティング統括部
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
■パナソニック エアコン「Eolia(エオリア)」は、「熱中症ゼロへ」プロジェクト公式エアコンに認定されています。「熱中症ゼロへ」とは、熱中症にかかる方を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指すプロジェクトです。
https://panasonic.jp/aircon/contents/zero_heatstroke.html
■「2024年 今夏の睡眠満足度に関する実態調査」概要
●調査地域:全国
●調査期間:2024年6月14日~6月21日/5月20日~5月26日
●調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
●調査対象:エアコンを所有している20~60代の男女
●有効回答:541名(男性:287名、女性:254名)/555名(男性:254名、女性:301名)
※調査結果を引用いただく際はパナソニック「エオリア」調べを引用元として記載ください。
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(2024/07/10 11:00)
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