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【独自調査レポート】訪問看護ステーションでは採用者の半数近くが早期離職している!?

在宅医療支援機構株式会社
人材採用に課題を感じている事業所は9割越え

在宅医療支援機構株式会社(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:佐藤 暢彦)は訪問看護ステーションの事業者・管理者を対象に「人材採用における課題」に関する調査を実施しました。

訪問看護師の採用を行いたいけれど、課題が多くてどうしていいかわからない。
そう悩む事業所の事業者・管理者は多いのではないでしょうか。

大事な利用者さまを守るためにも、事業所の方針に合う訪問看護師を採用したいと考えているでしょう。
どのようにすれば事業所に最適な人材を見つけ、長期的に活躍してもらえるのでしょうか。

そこで今回、訪問看護特化の求人サイトを運営している在宅医療支援機構株式会社https://www.hcso-inc.com/、以下当社)は、訪問看護ステーションの事業者・管理者を対象に「人材採用における課題」に関する調査を実施しました。


<調査サマリー>
・人材採用について課題を抱えているか聞いたところ、「ある(95.5%)」と回答した方が多い結果となりました。
・抱えている課題は「採用した人材が会社と合わない(38.7%)」が最多となりました。
・年間3~5人採用している一方、入職後3か月以内に退職した方は1~3人いるという結果になりました。
・入職前のミスマッチをなくすため、「複数回面談をする(36.9%)」事業所が最も多いことが明らかになりました。
・入職後のミスマッチをなくすために、「こまめな面談や個別フィードバックを実施(37.3%)」「柔軟な勤務体制の整備(シフト調整や時短勤務など)(31.9%)」「段階的な業務の割り当てと負荷の調整(31.6%)」を行う事業所が多い結果となりました。


調査概要:「人材採用における課題」に関する調査
【調査期間】2024年9月6日(金)~2024年9月8日(日)
【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】1,004人
【調査対象】調査回答時に訪問看護ステーションの事業者・管理者と回答したモニター
【調査元】在宅医療支援機構株式会社(https://www.hcso-inc.com/
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

人材採用で課題を抱えている事業所は9割以上
まずはじめに、人材採用に課題を抱えているか伺いました。



「人材採用(人材の確保)について課題を抱えていますか?」と質問したところ、95.5%の方が『はい』と回答しました。

次に、前問で「はい」と回答した方に「どのような課題を抱えていますか?」と質問したところ、『採用した人材が会社と合わない(38.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『職務内容のミスマッチ(37.4%)』『研修・教育制度の不足(35.1%)』となりました。

事業所の文化や職務内容の伝達が不十分である可能性や、候補者の適性を正確に評価する難しさを示唆しています。

人材採用コストには50万円~100万円かけている事業所が最多



「どのような方法で人材採用をしていますか?」と質問したところ、『ハローワーク(37.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『総合型求人サイト(32.7%)』『人材紹介(30.5%)』となりました。

ハローワーク、総合型求人サイト、人材紹介など、適切な人材を採用するために様々な採用チャネルを活用していることが判明しました。



続いて「その方法に満足していますか?」と質問したところ、『満足している(14.9%)』『やや満足している(43.8%)』『あまり満足していない(35.9%)』『全く満足していない(5.4%)』と回答しました。

「満足している」「やや満足している」と回答した方を合わせると、約6割の方が満足していると感じている一方、約4割は現行の採用手段に課題を感じていることが示されました。

では現行の採用手段では年間にどの程度のコストをかけて、何人程度の人材を採用しているのでしょうか。

「年間の採用コストはおおよそいくらですか?」と質問したところ、以下のような回答になりました。

・『10万円未満(4.1%)』
・『10万円~50万円未満(12,9%)』
・『50万円~100万円未満(24.4%)』
・『100万円~150万円未満(21.2%)』
・『150万円~200万円未満(14.6%)』
・『200万円~250万円未満(9.6%)』

多かった回答が50万円~200万円と幅があるため、企業規模や採用人数によって採用コストに大きな差があることが推測されます。



続いて「入職前にミスマッチをなくすために事業所が行っていることはありますか?」と質問したところ、『複数回面談をする(36.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『インターンシップや体験入社の実施(34.2%)』『事業所の見学(32.2%)』となりました。

事業者や管理者は、採用の段階でミスマッチを防ぐため、事前に職場環境や業務内容を十分に理解させる取り組みを積極的に行っていることが明らかになりました。
定着率の向上を図っていると考えられます。

入職前後のミスマッチをなくすために事業所ができることは?
「利用している方法で採用して入職後3か月以内に退職した人は年間でおおよそ何人いますか?」と質問したところ、『2人(22.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『3人(19.3%)』『いない(16.2%)』となりました。



続いて「入職後3か月以内に退職した要因は何が考えられますか?」と質問したところ、『勤務形態に柔軟性がない(32.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『スキルアップの機会が少ない(32.0%)』『適切な教育がされていない(28.3%)』となりました。

先に行った訪問看護師が転職後に抱くギャップに関する調査では、転職した訪問看護師側のギャップとして「休日が少ない」「勤務形態に柔軟性がない」という働き方の柔軟性に関するギャップが上位に来ています。ここから事業者の認識と入職者の認識が合っているにも関わらずギャップが起こっているという状況が読み取れ、面接段階での働き方に対する説明が十分でないということが推察されます。

また「入職後のミスマッチをなくすために取り組んでいることはありますか?」と質問したところ、『こまめな面談や個別フィードバックを実施(37.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『柔軟な勤務体制の整備(31.9%)』『段階的な業務の割り当てと負荷の調整(31.6%)』となりました。

こまめな面談や個別フィードバック、柔軟な勤務体制の整備、段階的な業務の割り当てと負荷の調整など、個々の従業員に寄り添った取り組みが上位を占めています。
柔軟な対応は、社員との信頼関係を築くためにも重要な役割を果たすと言えるでしょう。

採用プロセスの段階で適切な情報提供が求められる
今回の調査結果で、9割以上の事業所が人材採用に課題を抱えていることが浮き彫りになりました。
また、人材採用後のギャップは前回行った転職者側の調査を踏まえると、採用プロセスにおける適切な情報提供がなされない結果発生するということが示唆される結果となりました。

この点において多くの事業者は複数回面談を行う、事業所見学などの工夫により対処しているものの、その中で事業所の良い点と悪い点を率直にかつ網羅的に話し、理解をした上で入職いただくことが短期的な離職を防ぐ際に重要になると言えそうです。

当社は訪問看護業界特化型採用支援サイトNsPace Careerを運営している会社です
NsPace Careerは訪問看護ステーションに特化した採用支援サイトです。訪問看護業界ならではの求人・事業所の特徴がわかる情報を豊富に掲載しており、訪問看護業界ならではの検索条件で事業所を検索することが可能です。例えば、残業時間の目安、土日祝日の勤務の有無、オンコール体制などの詳細な情報も掲載しています。これにより、求職者が深く網羅的に訪問看護ステーションのことを理解した上で応募・見学していただくことが可能です。

NsPaceCareer:https://ns-pace-career.com/

また、訪問看護ステーションはNsPace Careerに登録した訪問看護業界に関心のある求職者に対してスカウトを送ることができ、効率的な採用活動を行うことが可能です。

2024年3月に実施した看護師向けの調査では看護師の90%が利用したい求人・転職サイトとしてNsPace Careerをご評価いただきました。




訪問看護業界の転職後にギャップを感じることを防ぐため、是非訪問看護業界に特化した求人サイトNsPace Careerをご活用ください。

採用担当者の方はこちらから

■在宅医療支援機構株式会社:https://www.hcso-inc.com/
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