医学生のフィールド

研修病院のリアルな情報聞くオンライン説明会
「主体的に学べる環境、高いスキル習得を」―三井記念病院

 ◇「学びやすい雰囲気、人間関係が良好」と研修医

 ―次に研修医2年目の先名さんと西村さんに伺います。研修中の雰囲気について教えてください。

 西村 「初期研修医室」のような部屋がなく、総合医局といって、後期研修医の方と同じ医局なので、気軽に会話できますし、院内に顔見知りの先生が増えるので、とても風通しの良い雰囲気だと感じます。同期ともよくご飯に行ったりしますし、みんな仲が良いですね。

 先名 同じ医局に後期研修の先生がいるので、仲良くなりやすいのがとてもよいです。先輩医師とご飯を食べに行ったり、季節のイベントや飲み会でつながりをつくったりする機会はあるので、いろいろ教えていただけます。

 先名さん(左)と西村さん
 ―同期や先輩にはどんな人が多いのでしょうか。

 先名 真面目に勉強に励んでいる人が多い印象です。また先輩から、手術前には手技のテクニックを教えていただけることも多く、同期、先輩を問わず切磋琢磨できる環境です。

 西村 やはり自ら学ぶ力を持った勉強熱心な人が多いですね。講義や症例検討会も週単位で頻繁に開催されるため、知識をインプットする場に恵まれています。

 ―勉強熱心な仲間が多いというのは励みになりますね。学会発表にも積極的に参加されているのでしょうか。

 先名 今年は臨床外科学会に1年目から4人、2年目からも3人程度参加し、ポスター発表を行います。病院の外に出て実力を付ける機会も多いです。

 西村 希望すればどの学会にも参加可能です。学びを披露する場に積極的に参加できる雰囲気があることはありがたいですね。

 ◇症例経験を多く積めるのは魅力

 ―臨床研修を通して、主体性は身に付くのでしょうか。

 西村 三井では病棟メーンで臨床研修を行います。どのような検査を実施するかの提案や検査結果などの報告を上級医に行うと、フィードバックをもらえるため、アセスメント力が養われると感じます。担当の患者さんの治療方針を自ら調べ実施するため、やりがいもありますし意欲も湧きます。主体的に患者さんを診ることができる点を重視してここに入りしましたが、期待通りでした。

 先名 学生時代の先生の指導に従う形式の実習とは全く異なり、主体性が求められる環境です。最初は先輩がしっかり教えてくれて、慣れてくると自分で調べた治療方針を先輩に提案し、フィードバックをもらうことで臨床能力を磨いていくことが可能です。

 石ケ森さん
 ―学生時代、病院選びの際はどのような点にポイントを置いていましたか?

 先名 外科を選ぶと決めていたため、できるだけ多くの期間、外科を学べる病院に絞って見ていました。そのため臨床研修から一気通貫で専門医取得が目指せ、症例経験も多く積める三井はとても魅力的でした。

 東北大学出身なので情報がなかなか手に入らず大変でしたが、5年生の頃から積極的に病院説明会に参加するなどして補っていました。自分は外科を極めて学べる病院、という譲れない軸を持っていたため、情報も取捨選択しやすかったです。

 西村 自分は救急メーンに実習できる病院がよいのか、病棟メーンの病院がよいのか最後まで迷っていました。そのため三井の他に、救急に強い病院、大学病院などを受けました。最終的に内科志望に絞った際、病棟メーンで主体的に学ぶことができるという点でこの病院を選びましたね。

 ―実際の研修の様子がイメージできました。貴重なお話、ありがとうございました。

 ■三井記念病院の研修プログラム■

 ▽プログラムA(定員4人)=外科重点(外科は原則消化器外科での研修)。臨床研修2年+専門研修3年▽プログラムB(定員5人)=内科重点(専門研修を意識し、内科全域の症例経験が可能)▽プログラムC(定員2人)=産婦人科・泌尿器科重点。専門研修は東大プログラムと連携

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